こんにちは。初老の昔話です。
万人には通じませんが、バッハ好きにはそこそこウケがいい話です。
Elias Gottlob Haussmann “The face of Bach”(1748) ※画像はwikipedia.org より
埼玉に、バッハの番組があった!
僕はバッハの音楽が好きです。
関東へ移り住んだばかりのころ、新聞のテレビ欄を見ていて、次の文字に目が釘付けになりました。
「BACHプラザ」
テレビ埼玉の遅い時間でした。
すげーな首都圏。ローカル局で、こんなシブい番組やるとは。と、僕は思いました。
代表する番組はといえば、阪神戦の中継と「おとなの子守唄」のサンテレビとは大違いです。それが今も大差ないというのがすごいですけどね。逆に。
なんだこれ?
そうして放送時間を迎え、喜びいさんで見始めたのですが、すぐ「?」となりました。
川口のオートレースとか、大宮の競輪とか、延々とレース結果しか言わないんです。バッハのことはおくびにも出てきません。
なんだこれ?
とんだバッハ違い
「BACHプラザ」とは、公営ギャンブルのレース結果を伝える番組でした。
BACHとは、
- B:BOAT 競艇
- A:AUTO オートレース
- C:CYCLE 競輪
- H:HORSE 競馬
の頭文字だったのです。
ネーミングの妙には脱帽しましたが、とんだぬか喜びでした。うきうきの根こそぎの総取られ感がひどすぎました。返せ。
とある「倍返し」的空想
そんなBACHプラザですが、テレ玉サイトの週間番組表を見ると「バッハプラザ」と表記が変わり、現在も放送されています。基本的に毎日みたいです。
こんな空想が広がります。
1回ぐらい、ほんとの「バッハプラザ」やりゃあいいのに。
放送するコンテンツとしては、27歳のグレン・グールドをフィーチャーした1959年のカナダのドキュメンタリーフイルム「Glenn Gould – Off the Record」など、おすすめですけどね。
Glenn Gould – Off the Record by Wolf Koenig & by Roman Kroitor, National Film Board of Canada
※要Flash Player
公営ギャンブルのレース結果を見る層に、逆に「なんだこれ?」と言わせてみたい。逆に。やられたらやり返す的に。
次のエイプリルフールあたり、どうでしょうか?
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