こんにちは。
これもまた、大半の論拠をWikipedia の記述だけに求めて書く雑な記事です。そのつもりでお願いします。本文内のリンクは、特に断りのない限りWikipedia へのものです。
要約:Executive Summary
- JRの特急に「スーパー」の名が冠せられるようになったのは、1988年の「スーパー有明」が初でした。
- スーパー○○と聞いて思い浮かぶのはあの司会者です。調べてみるとあながち無関係とは言えません。当ブログでは無責任にJR「スーパー特急」のルーツと認定いたします。
スーパー特急
JRに「スーパー」と名の付く特急はあまたあります。思いつくものを挙げてみても、「スーパーひたち」「スーパーあずさ」とか「スーパービュー踊り子」なんてのもありますし、近所だと「スーパーはくと」「スーパーいなば」があります。
「スーパー」の特徴
ざっくり共通する傾向を言えば、従来より高性能な新型車両が投入され、高速走行が可能になったことにより所要時間が短縮されているケースで使われることが多いようです。
初の「スーパー」とは?
ここで疑問が起こります。特急に「スーパー」って名前を付けだしたのは、いつ頃からなんだろうか?
調べてみると、1988年3月のダイヤ改正及び新型車両783系投入に伴い、博多-西鹿児島間を走る「有明」の1往復を「スーパー有明」としたのが最初のようです。
1988年(昭和63年)3月13日:(略)一部列車に783系電車「ハイパーサルーン」投入開始。
このうち博多駅 – 西鹿児島駅間を最少の停車駅で運行する1往復を「スーパー有明」として運転。 (有明(列車))
783系「有明」(1990)
※画像はWikipedia 有明(列車)|spaceaero2
こちらは、『国鉄・JR 特急列車100年』からです。(下線は引用者)
昭和63年3月ダイヤ改正でJRグループ初の特急列車783系が「有明」の一部列車に投入された。博多~西鹿児島間を4時間5~6分で結ぶ最速達性を表すため「スーパー有明」と名乗った。これが「スーパー」特急の嚆矢となった。(p.138)
「嚆矢」とは「はじまり」という意味です。1988年ということは、民営化後、JRになってからの話なのですね。
スーパーの名はどこから
従来より高い性能を持つ特急に「スーパー」を付ける。この発想はどこから来たのでしょうか。
以前のことですが、そのような「スーパー」の用例には毎週出会っていました。これです。
解答者は、「ヒトシ君人形」3個と、正解すると「ヒトシ君」3個を獲得できる「スーパーヒトシ君人形」1個の計4個をあらかじめ持っていた。(日立 世界・ふしぎ発見!)
これも「日立 世界・ふしぎ発見!」によると、同番組の放送開始は1986年4月。スーパーヒトシくん人形が登場したのは、番組開始から半年後の1986年10月14日放送分からです。
スーパー有明よりも、前ですね。
誰が付けたか定かでありませんが、「スーパー」の名を冠するときに、これがどこかにあったのではないでしょうか。
ここに見逃せない事実がひとつあります。
初の「スーパー」特急となった車両であるJR九州783系電車の製造メーカーの1社が、日立製作所なのであります。
ふしぎ発見!
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