ご町内のみなさま、毎度ありがとうございます。
この場を借りて、皆様に訴えたいことがございます。
ティッシュの真実です。そうです。どのご家庭にもあるティッシュペーパーです。
それは何かというと
ティッシュは自らを「ティッシュ」と名乗っていない
ことであります。
では何と称しているのか。「ティシュ」または「ティシュー」なのです。
皆様のほとんどがこのことに対して無知、あるいは無視を決め込んでいることを、私は深く憂慮するのであります。嘘だとお思いなら家にある箱をひっくり返して見ればよろしい。もし「ティッシュ」と名乗っているものがあれば、お知らせいただきたい。
ティッシュじゃなくてティシュー。デリシャスじゃなくてデリーシャス。
なぜティシュなのか
端的には、「規格だから」です。「生産者側の論理」というやつでしょうか。
JIS P 0001(紙・板紙及びパルプ用語)に、こう定義されています。
6114 ティシュペーパー
1) 木材パルプを原料としドライクレープ加工を行った薄葉衛生用紙。柔軟で湿紙強さがあり,ふきとり紙などとして用いる。
2) セルロース繊維から成る薄いクレープ紙を1枚又は数枚重ねて作ったもの。
これに基づき、家庭用品品質表示法の関係規程である「雑貨工業品品質表示規程」でも「ティシュ」となっています。消費者庁のページで確認できます。
いくつか事実確認
国内の代表的なブランドのWebサイトを確認します。(50音順)
エリエール(大王製紙)
「ティシュー」です。
エルモア(カミ商事)
「ティシュー」です。
クリネックス・スコッティ(日本製紙クレシア)
「ティシュー」です。
ネピア(王子ネピア)
品名は「ティシュ」、見出しでは「ティッシュ」です。
SEO対策の結果なのでしょうか。取り上げたブランド中、検索結果の最上位に出て来ます。
そのほかいくつか
- 広辞苑での見出し語は「ティッシュペーパー」
Google での検索結果(概数・単位:件)
- ティッシュ 2,650万
- ティシュ 113.0万
- ティシュー 74.4万
なぜティッシュになってしまったのか
推測の域を出ません。
Wikipedia のティッシュペーパーの項によれば、日本での発売は1953年、箱入りティッシュの発売が1964年。既に半世紀以上の歴史があります。
裏は取れていませんが、生産側では当初より「ティシュ」であったはずです。
それが流通・消費の過程で「ティッシュ」に変容してしまったということでしょう。「そう聞こえた」からか「その方が言いやすかった」からなのか。
あるいはもともとの日本語だと「ティ」を使う言葉がないために、言い慣れなくて「シュ」との間に促音が入ってしまったのでしょうか。
ティッシュと呼ぶことは合理的か
「ティッシュ」を英字表記すると、tissue です。
しかしたとえば、頭のt を取ってissue にすると、これは「イシュー」です。
issue を「イッシュ」と言う人はいません。
両者の整合が取れる理屈を、私はうまく作ることができません。
まとめ
誤解しないでいただきたいのですが、私は「ティッシュなどという不埒な呼称は全廃せよ」と主張したいのではありません。
「ティッシュ」と「ティシュ」「ティシュー」の使用頻度には、実に10倍以上の開きがあります。どうかせめてあと2割3割、「ティシュ」「ティシュー」を認知していただきたい。
吹けば飛ぶよな立場のティシュに代わって、私はそう訴えたいのであります。
まあ要するに、
大人達はティシュを ティッシュティッシュと言うが 俺はいやなのさ~
つうこった。
知らんがな
コメント
tissue
sが2個繋がってるから
ローマ字っぽく読んで「ティッシュ」かも?
ま、そうすると本当は「ちっすえ」になっちゃうけど(笑)
日本語なんて元々てきとうな言語だし、
カタカタの外来語だって全部本場の発音とは全然違うんだから、
どうでも良いんだよ。
日本人は日本語すら大事しない民族なんだから。
全部テキトー。
「ホワイト」とかも
「いや、俺は最初にホが聞こえる!」みたいなコメントもみたことあるけどアホくさい。
どうでもいいんだよ。
日本について知れば知るほど、テキトウだって事が分かるよ。
それなのに学校の先生は屁理屈を子供達に擦り込むわけだよ。
10年前とカタカナ表記が変わった単語だってそこそこあるわけで。
その程度の言語なんだよ。日本語って。
勉強してごらん。
bigをビックって読んだり書いたりする奴が大量にいるくらいだし
他にもbag bed bad dog が バック ベット バット ドック
全然意味が違う言葉になるのに促音「ッ」の後の濁音が
濁らなくてもどうでもいいと考える奴ばかり
(そのくせ人間ドックなんかは平然とドッグって言いやがる)
他にもメールやケーキで定着している外来語はともかく
実際の発音に近いメインで定着していたmainを
権力持ってる人間がメーンと表記するように無理やり変えたり上から下までバカばっか
事務用品配達最大手のASKUL。
この会社のプライベートブランドの箱ティッシュの商品名は「アスクルオリジナルティッシュ」でした。
箱にも堂々とティッシュと書いてあります。
しょせん、文房具屋が片手間に手を出した商品です。
プライドが無いのでしょう。