日本語警察が選ぶ今年の新語2021、トップ3は「人流」「マリトッツォ」「有観客」【選評】

発表します。

手取り12万の日本語警察が選ぶ「今年の新語(ジラ)2021」、大賞は「人流」です。

第2位は「マリトッツォ」、第3位は「有観客」です。以下、トップ10の一覧です。

2021今年の新語

個々の選評を順に述べてゆきます。

大賞「人流」

満場一致での選出となりました。選んでいるのが1人だけという事情を抜きにしても、文句なしの大賞です。

人流が大賞にふさわしいことは、次のツイート1つでほとんど言い尽くされてるように思います。

加点ポイントを整理します。

  • 急に見聞きする回数が増えた
  • かつ、大多数の人にとって新しい
  • なのに辞書に載っていない
  • おまけに、嫌われている

ほれぼれしますね。2021年の当世でこれだけ「持ってる」ワードは唯一無二ではありますまいか。大いに魅力を感じ、人流については既に当ブログで再三取り上げております。

遅れてきた新語ルーキー「人流」 はいつから?読み方は?違和感ある? 調べてみました!
私は今年の新語警察なので、「人流って、なんで気持ち悪いんだろう?」を調べ始めました。 ところがなんと、調べているうちに人流を見聞きしても特別どうもなくなりました。 あれ?免疫獲得した? もしかして、人流ワクチンを開発してしまったかも。
なぜ「人流」は嫌われるのか?― 新・人流の世紀 第1集
人流に照らしだされた人間の罪。そして勇気。 多くの日本人がなぜ、人流に憎悪を向けるのか? 人流をより深く探っていきます。 各自、山根基世さんの声で再生してもらえるとこれ幸い。
「人流」が不快を生む日本語の深いしくみ― 新・人流の世紀 第2集
「人流」それ自体にも嫌われる原因はあります。 人流が持つ次の性質が、日本語のしくみとことごとく相性が悪いことです。 漢語である オブジェクトである 動く

人流への拒絶反応の中で、「人をモノ扱いしている」もよく見聞きしました。それってなんなん?の疑問から「ヒト語彙」「モノ語彙」のアイデアも得ました。

日本語の「モノ語彙」「ヒト語彙」について【研究ノート】
「人流」へのよくある拒否反応に、「人をモノ扱いしている」があります。 なにゆえに「モノ扱い」と感じるのかを考えます。

こちらはまだまだ全然取っかかりの段階なので、研究を続けます。私にとって人流は、青春の日々よりもはるかに語り尽くせぬ存在であります。はるか長い道のりを歩き始めた人流に幸せあれ。

第2位「マリトッツォ」

イタリア・ローマの食文化が極東の島国に定着しての第2位です。私自身が認知したのは今年の2月か3月ごろでした。

日本語ネットを探してみると、2009年付の記事が残ってました。

朝食は甘いコルネットとエスプレッソがイタリアの定番。ローマには「マリトッツォ」という(写真)コルネットにたっぷり生クリームを入れた強烈なパンもあります

出典:イタリア旅行(基本情報・日本からのアクセス)|allabout.co.jp(2009/10/01付)より

2021年の私の目にはちっとも強烈に見えないところが、時の経過を感じさせもします。

またTwitter検索の結果からすると、2010年代にもちょくちょくテレビ番組などで紹介されていたようです。

そこからブームへ至った経緯までは詳らかに承知しておりませんが、本邦では○○トッツォで遊ぶマリトッツォ大喜利も始まっており、今年(2021年)8月末の段階でここまでの進化を遂げていました。

既に一過性のブームを超えた次のステージに移っている気がいたします。

あるいは12月刊行予定の三省堂国語辞典第八版に、「マリトッツォ」が新たに収録されることも既報です。

マリトッツォの故郷イタリアでもニュースになっていました。

逆に考えてみるなら、日本の人形焼あたりがイタリア語の辞書に載ったようなもんでしょうか。それはともかく、来年は既に「辞書に載っている」ワードとなります。ならいつ選ぶか? 今でしょ!

第3位「有観客」

これもコロナ禍の副作用と言えましょうか。観客が「あったりなかったりする存在」にクラスチェンジしました。変化を遂げるのに要したのがわずか2年ばかりと、特筆すべき短期間であることも加わっての第3位選出です。

「観客」通念の急速な変化

ここからしばしのマンスプレイニングタイムでございます。

ある言葉に接頭辞の「有」「無」を付けるルールは、その言葉に対する社会通念が基準となっています。仕様を書くなら、こんなところでしょうか。

  1. あったりなかったりする場合、有無の両方つけていう
  2. ありなしが偏っている場合、スペシャルな側にだけ有無のどちらかをつけていう

たとえば線は、あったりなかったりするので有無の両方がつきます。すなわち「有線」「無線」両方あります。

けれども放送の線について言う場合、「有線放送」とは言っても、「無線放送」とふつうは言いません。放送電波は無線で受信するのが通常であり、線のある方式がスペシャルだからです。

一方で宅内ネットワークはケーブル(=線)でつなぐのが通常の方式ですから、スペシャルな方式の側を「無線LAN」とは言いますが、通常方式の側をわざわざ「有線LAN」とは言いません。少なくとも私はそうです。LANといったら有線に決まっているからです。

むろん、世の中には「有線LAN」という言い方もあります。その場合、話し手あるいはその文脈において宅内のネットワーク配線はあったりなかったりする存在であることを意味します。たとえば旅先の宿を選ぶとき、部屋にインターネットアクセスがあるのは必須として、その接続が有線か無線かはそこそこ重要な情報です。そういった文脈で有線と無線が釣り合うことは理解できます。

さて、観客です。

従来の観客における「有」「無」のルールは、後者の「スペシャルな側にだけ付ける」に属していました。言及される観客とは「あるのが通常で、ないのはスペシャル」な存在だったからです。くり返すと、誰かが観客の話に及ぶときは、それが「ある」のが通常であって、「ない」というスペシャルな事態だけを「無観客」と呼ぶのが従来のやり方でした。

しかし承知のとおり、ここわずか2年ばかりで、観客はあったりなかったりする存在となりました。その証拠に、こちらの告知が

ニュース記事のヘッドラインに乗っかると、こんなもの言いに化けます。

「2年ぶり有観客」ってフレーズがもうとっても2021年っぽいですよね。

2年前も、というか、初期の数回を除いてNHK紅白歌合戦はそれまでずっと「有観客」だったはずです。けれどもそう呼んでいた記憶はまったくありません。すごくない?

「ふつうそうは言わない」何ものかを、そんな事物や観念が「ない」からだと一般の人は誤解しがちです。違います。それらはあるのです。あったのです。単にそのもの言いを欲する需要がない/なかっただけです。必要が生じればそう言うようになるのです。

たとえば今、「マジ無理」はあっても「マジ有理」はありません。けれども近い将来、理が今以上にあったりなかったりする世の中になれば、「マジ有理」という言い方も出てくるかもしれません。論理的に考えると、そういう話になります。

有観客の台頭は、そのことを教えてくれもします。

第4位~10位:横文字とカタカナだらけのラインナップ

第4位から10位までの合計7語、

  • NFT
  • フレイル
  • メタバース
  • イケボ
  • ヤングケアラー
  • FIRE
  • グリーンウォッシュ

これらはGoogleトレンドで比較して順位をつけました。4位以下の選出語が横文字とカタカナ語ばかりとなったのは、偶然とちょっとした出来心です。

第4位「NFT」

第4位は、non-fungible token(非代替性トークン)の頭文字です。自身は4月ごろTwitterのタイムラインで初めて見ました。そのアカウントはもう当たり前のように使っていて、なんだそれと思った記憶があります。

海外では、英国のCollinsが2021年のWord of the Yearに選出しています。

とはいえ現下のNFT界隈は投機目的のインチキおじさんおばさんも吸い寄せており、まだまだ一般人が安易に手を出すと危険な印象もあります。CollinsによるWOTY選出の事実も、当然利用してくるでしょう。

それでも雑な追跡の結果、こちらの見立てを支持することにしました。

総合して、いい方向に発展する人類の叡知を信頼しての第4位です。

第5位「フレイル」

たとえるなら「友達以上恋人未満」なゾーンを示すワードが第5位です。私自身は春先ごろでしたでしょうか、NHKのキャンペーン告知で知りました。

https://www3.nhk.or.jp/news/special/miraiswitch/article/article65/

防ごう!コロナフレイル | 未来スイッチ!課題解決で暮らしやすい社会へ|NHKニュース(2021/04/16付)

こちらも広くとれば「コロナ関連語」と言えそうです。

前述のとおり、2月1日は「フレイルの日」です。しかし調べてみるとその制定は意外と新しく、2020年のことでした。下記リンクによると、日本老年医学会、スマートウェルネスコミュニティ協議会、日本老年学会、日本サルコペニア・フレイル学会の4団体がかかわったとのこと。

https://jpn-geriat-soc.or.jp/info/topics/20200130_01.html

2月1日をフレイルの日と制定しました | お知らせ | 一般社団法人 日本老年医学会(2020/01/30付)

しかしここへ至るのも決して平坦な道のりではなかったようで、記事本文は既に消えていますが、2018年12月付でこんなツイートも残っていました。

時にはすべりつつも何年もかけて浸透してきたフレイルのさまは、三山ひろしさんのけん玉チャレンジを彷彿とさせます。それはそれとして、こうして世界の解像度(←ジラ2020第5位)が上がるのはよいことです。

こちらも、第八版の三省堂国語辞典に収録されるようです。マリトッツォと同じく、選ぶなら今でしょ!な一語でした。

第6位「メタバース」

上昇トレンドを描き始めたところを「先物買い」しての第6位です。自分基準でかなり攻めたタイミングでのエントリー。とはいえ、lexico.comには既に載ってました。

A virtual-reality space in which users can interact with a computer-generated environment and other users.
(【拙訳】ユーザ同士やコンピュータが生成した環境とやり取りのできる仮想現実空間。)
metaverse|lexico.com

マンスプレイヤーのためのメタバース「はじめて物語」

以下、しばしの「メタバース」マンスプレイニングのお時間です。

最初にメタバースの語を世に広めたのは、1992年に米国で刊行されたSF小説『Snow Crash』です。

Kindleのサンプルをダウンロードすると、幸いにもその範囲にメタバースが出てきました。買えるだけの金がないのは公然の秘密です。※下線は引用者

He’s in a computer-generated universe that his computer is drawing onto his goggles and pumping into his earphones. In the lingo, this imaginary place is known as the Metaverse. Hiro spends a lot of time in the Metaverse.

彼がいるのはコンピュータの作り出した宇宙であり、ゴーグルに描かれた画像とイヤフォンに送り込まれた音声によって出現する世界。専門用語では〝メタヴァース〟と呼ばれる、想像上の場所だ。ヒロは、このメタヴァースでほとんどの時間を過ごしていた。

出典:ニール・スティーブンスン『スノウ・クラッシュ』(日暮雅通訳, 1998)3 p.28

といったところで、この世界に時代が追いついたタイプの新語です。

『Snow Crash』ならびに同作がバーチャル・リアリティ業界に与えた影響については、2015年付のこちらの記事が詳しかったです。

Attention Required! | Cloudflare

Oculusの原点となった名作SF『スノウ・クラッシュ』-フィクションの中のVR【第4回】|Mogulive(2015/12/12付)

そんなメタバースの原典とも言える『Snow Crash』、邦訳は文庫も品切れとなって久しいようで、Amazonを見るとマーケットプレイスでアホみたいな値段になっていました。

そんなムーブメントをとっくに検知していたかして、満を持して?2022年1月に文庫の新版が出るそうです。

むやみに商品リンクも付けておきます。

ちなみに本項の冒頭に掲げたFacebook改めMetaの告知に対し、Snow Crash作者のニール・スティーヴンスンさんは「当社とは一切関係ございません」的なアナウンスを出していました。

こっちのバースでは貧困をきわめる日本語警察なので、『スノウ・クラッシュ』含めてのメタバースにそこそこ興味が向いてるところです。どうせならテストコード書く仕事メタバースで探してみようかしらん。

と同時に、インチキおじさんおばさん御用達のワードになりかけてもいますので要注意でもあります。第4位のNFTとメタバースがセットで登場すると、危険シグナルの点灯です。覚えておきましょう。

第7位「イケボ」

「オフラインで初めて耳にした」という、ごく私的な理由だけで選びました。ですので日常的にイケボの飛び交う界隈からは、何を今さらみたいな感想もあることでしょう。Googleトレンドの描くラインも前年から相変わらずに見えました。

私のイケボイメージは、かつて麒麟の川島明さん、さらに遡ればおかけんたさんが漫才のつかみにしていた「ええ声」です。なので私にとってのイケボは「ええ声」の新ラベルです。

ただ、当世の「イケボ」像はもう少し多様なようです。

第8位「ヤングケアラー」

歴の長い関係各位におかれましては今ごろほんますんませんって感じですが、今年知ったので第8位です。

遅ればせながらさかのぼってみますと、2018年にそのものタイトルの新書が出ていますし、

2014年には既に複数のメディアがニュース記事にしていました。代表して一例だけ。

元をたどれば、イギリスからの輸入ものワードみたいです。本場?では2014年に、Children Act(児童法)にヤングケアラーに関する条項が追加されていました。条文を見ると

In this Part “young carer” means a person under 18 who provides or intends to provide care for another person

出典:Children and Families Act 2014|legislation.gov.uk

とありましたので、狭義には18歳未満が要件となっているようです。

といった程度は認知しておきます。

ヤングケアラーに限った話でもありませんが、世の中の目立たない隠れたところに注目した言葉は必要です。

第9位「FIRE」

いくつかのネット記事の見出しがFIREと私の出会いの場でした。

「Financial Independence, Retire Early(金銭的独立、早期リタイア)」の頭文字だそうです。探すとここ数年でタイトルに入れた書籍も複数出ていました。英語のfireには「クビ」の意味もあるので、語呂合わせでつけたのかな。

ただあいにく、私としては高い確率で胡散臭い商売に利用されてるワードって印象です。ワードの出元まで調べてないですが、仮に英語圏発祥にしても英語として微妙にたどたどしいのも、胡散臭さを引き立てます。

だいいちFIREしたくてそれができるのなら黙ってやっときゃいいわけで、他人に向かってそれを煽り立てるのはそりゃなんかしらの下心があるからに違いないとみるのが、FDRE(Financially Dependent, Retire Early)を果たした手取り12万の優しい日本語警察のものの見方です。

ちょうどこんな感じで、

いじって遊ぶぐらいが、ほどよい距離感に思えます。

余談です。先ほどGoogleトレンドのデータで順位をつけたと述べましたが、FIREだけは一般的なワードすぎてたとえばAmazonのfire stickなどとも一緒にカウントされてるみたいでした。9位に置いたのは正直ヤマカンです。

第10位「グリーンウォッシュ」

こちらも?胡散臭い商売をあげつらうためのワードの1つです。

英語のwhitewashに、

Deliberately attempt to conceal unpleasant or incriminating facts about (someone or something)

(【拙訳】(誰かまたは何かに関する)不快なまたは法的にアウトな事実を意図的に隠そうとすること)
whitewash|lexico.com

といった意味があり、前半のwhiteが環境まわりのあれやこれやを示すgreenに置き換わって成り立った語だと知りました。勉強になったので第10位のランクインです。

と、業界のロックアイコンもがっちり使いこなす一語となっております。

選外「世界線」

最初はランクインさせるつもりでした。でも最終的に選外としました。その方が面白いからです。

手取り12万の日本語警察と世界線との因縁は、ちょうど1年前にまでさかのぼります。

三省堂「今年の新語2020」、選考委員の飯間さんがあれだけ事前に匂わせといて「世界線」選ばんのかーい(ドリルせんのかーい、みたいなトーンで)とずっこけてしまったので、当ブログにて、その選考プロセスまで勘ぐってdisって率直な感想を述べておりました。

三省堂「今年の新語2020」選考委員の30語、完全レビュー
「今年の新語2020」選考結果のページに「それぞれの選考委員が選出した10語」が載っていました。昨年まで公開されていなかった情報です。まずは「ジャッジペーパー」の公開をほめます。大変よいことですので、今後も続けてください。

そのなかで私は、次のように予言しておきました。

世界線は、「今年の新語2021」か遅くとも「2022」にランクインします。

この記事が、当の飯間さんにも見つかってしまいました。

そしてこの事実によって、ランクインしてもしなくても、今年の新語界での「世界線」はチェックメイトとなってしまいました。なぜならランクインさせればさせたで「ほらやっぱり」となりますし、しなきゃしないでまた「がっつりdisられて批評されて入れづらくなった」と言えてしまうからです。

そんな不運かつ不幸な結末を迎えた「世界線」を選外にリストアップすることで、せめてもの供養とします。

といったくだらない事情を抜きにしても、世界線は新語ランキングに入る資格十分なワードです。私自身まだオフラインで耳にした経験はないですが、時間の問題と思います。

【宣伝】5年目の今年の新語「ジラ」、過去の入選語たち

私だけが選ぶ今年の新語「ジラ」も、2017年から始まって早くも5回目となりました。

おしまいに宣伝しておきます。過去4回の大賞は、次のとおりです。

  • 2020年 コロナ渦
  • 2019年 いつぶり
  • 2018年 なさそう
  • 2017年 インスタ映え

新しい順に、ランキング一覧の画像と選評をつづった過去記事のリンクです。

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中でも2018年の「なさそう」の選評がおすすめです。今読み直しても、自画自賛を極めても極めたりないぐらい「なさそう」が備え持った新しさがよく書けています。

といった宣伝でした。お金ください。

おわり

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