こんばんは。林修ナイトの時間です。
「あすなろラボ」で林修さんの授業の第3弾がありましたので、番組内容をテキストにしました。(3)からのつづきです。
ぽっちゃりブームについてです。
最近のポッチャリブームは?
チンさん「あの、今最近ぽっちゃりブームが来てると思うんですけど、どう思いますか? なんか雑誌に出てるんですけど」
「それはやっぱり、時代の価値観の揺れなんですよ」
チンさん「そう。なんか雑誌とかにもかわいい服とかいっぱいあると」
「実際的に何が美しいっていうのはこの国動いちゃうんですよ基準が。だからそういうふうにぶれるってことも当然起きうることで」
「でこっから僕のものすごい個人的なことなんですけれども、若い頃はすごい細い人好きだったんですよ。でルノワールっていう画家がいてですね、すごくこうふくよかな女性の絵をたくさん描かれてるんですよね」
(スーパーインポーズによる説明)
ルノワール【1841-1919】
フランス印象派の画家
Christine Lerolle (1897)
※画像はWikimedia Commons より
Woman with a Mirror (c.1915)
※画像はAmazon.com より
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「で何描いてるんだルノワールはって若い頃思ってたんですけど、最近ルノワールの絵を見ると、ウンこいつ、わかってんなと思うようになって。だから個人的には、そのぅ(鹿男あをによしのシーンを見せて)ここまで行かないような形の、これってやっぱりほんとに隣の人に迷惑かかるんで」
チンさん「迷惑かかんないぐらいの、ぽっちゃりなら」
「だと、僕個人は、うーん」
チンさん「いいかなって」
「いうふうに、個人的には思っちゃってますね」
大切なのは正しい価値観を持つこと
川田さん「先生みたくね、僕たちは、走ったら膝やられますからね間違いなく」
「でも、歩くことはできますよ」
川田さん「歩くことはできますけど、走るとやっぱ膝きつくなりません?」
「もうひとつ、これは最後どうしようかと思ってたことひとつあるんですけど、そういう僕の仲間のうちのひとりが、120kgから70kgまで落としたんですよ。なんで落としたか。このまま太ってると、命が危ないって言われたら、今までで何をやっても俺はダイエットしないって言ってたくせに、10か月ぐらいで落としたんですよ」
川田さん「おおすごいですねぇ」
「やっぱり命がけってそういうことなんだなと。みなさんが太ってても構わないっていうのは、やっぱりその必要がほんとにないと。もうその検査の数値がめちゃめちゃな数字が出まして、これはもう、食事をちゃんと制限して、体重を落とさなかったら、あなたほんとにもう保証できませんよって言われたら、あれだけずっと太ってた男が、10か月で落としちゃったんですよ」
「だからあれを見てると、やはり、痩せるってことにもし価値を見いだせば、あとは意志の問題になる。ただ、痩せるってことに価値を見いださないっていうことは否定できないことですから、先ほどから言ってるようにデブが悪いなんて一言も言ってないわけで、そこに価値を見いだすかどうかだけ、だと。そういう極端なケースになるとやっぱり、減るんだなと」
リバウンドしない為にはどうする?
阿左美さん「あの、先ほどから、たとえばその、番組にご出演なさるとか、生徒を見送るとか、そういうなんか目的で、1回こう減らしてでまた増えてっていう、体重のバイオリズムみたいなものを、送ってきたっておっしゃられてたんですけど、まあ皆さんももしかするとなんですけど、たとえばその1回減らしたとかけっこうあると思うんですね。で自分も、まあ少なくとも、皆さんわかんないですけど、俺の場合は、それが終わったらそのバイオリズムがこうなるんですね。こっからこう(減ってV字でまた増える)。その、そこの部分をなんかソフトランディングできるっていうか、やめた後に、普通の食事に戻すと、もうほんと一気に、戻るどころか増えるんですよ。だからちょっとすごいその、まあダイエットのテク的な話になっちゃうかもしんないですけど、なんかその、いわゆるこの上がらなくするコツみたいのってありますか」
「これは僕は専門家じゃないんで、そういうコツはほんとはあるのかもしれないですけど、やっぱこういうふうに100回、あごめんなさい3回100kgを超えた人間が、太ったっていってもだいたい76で戻ってくるんです。それはもう、10年続いてるんですよ。それは、ほんとにたとえば揚げ物とか食べないようにしてます。ポテトチップスとかも食べないようにしてます。夜は、できれば6時以降食べないようにしてます。食べても8時。でこないだ、おとつい天ぷら食べましたけど、昨日ほぼ抜いてます」
阿左美さん「ああなるほど」
「それでも太ってくるんですよ。それで走り込みをするっていう。もう、ずーっとそういうことをやってて、今73をなんとかキープしてる状況で、これで本格的に1日10kmぐらいずつ走ると、これは68まで行くんですよ。そういうことをもうここ10年は、太っても76までです。だから、そこまでのコントロールが僕はできる、自分ではできるようになってると」
阿左美さん「それってやっぱり、その先ほどがんばってる自分が好きというか、そういうことを言ってましたけど、まあちょっと、やっぱり食うのけっこう好きなんで、そこが恒常的に抑え続けてたら、楽しいのかな人生っていうのは、かなり思うんですけど」
「ですから、今申し上げたようにおとつい死ぬほど天ぷら食べたんですよ。昨日抜いたんですよ。そういう調整でやってますよ」
阿左美さん「ああなるほど。一気に1回食って次で抜くとかまあ」
「まあ体の健康にいいかどうかはわかんないですよ。でもそれで食べ続けて普通に3食食べてたら、僕の場合やっぱり80、90になっちゃうんで。まあもっといい方法が専門家ならあるかもしれませんけど、僕はそれしかないです」
阿左美さん「ああそうですね。はい」
体型を気にするかどうか 生き方の問題
「えーまあほんとに、結論もっかい、さっき結論出したつもりだったんですけれども、あのぅ少し誤解されてた部分もあるんで。これは僕の生き方を示してみなさんがどう思われたかって話で、最終的にみなさんのご判断にお任せしたいと思っています。それよりもほんと、無理なことをされて体を壊されてしまったら、元も子もないので。ただまあいろいろな視野からあの、話をしましたんで、もしみなさんが考えたことのない視野で参考になる話がひとつでもあれば、よかったと、そう思ってます。そして、そんなふうにして苦しみながら体重を維持している人間が世の中にいるんだなと、そいつを、アホだなあと思われるのも自由です。で、でもそこにプライドを持ってる人間がいるのもまた事実なんで、まあ、そんなことも頭の片隅に置いていただければと思います。ほんとにこれで、最後にしたいと思います。どうもほんと、ありがとうございました」
生徒一同「ありがとうございました」
授業終了
ナレーション)授業は終了。果たして、生徒たちの心には何が響いたのか
授業を終えた生徒たちの感想
- 電車の中の写真を見て迷惑かけてるかな。普通に座れるようにダイエットしようかなと
- 贅肉は心からついていく。ストレートで入ってきましたね
- 結局、最終的に全部こっちに丸投げされちゃったんで。肩すかしを食らった感じ
- なるほどそうやってがんばるもんかっていうのは。同時に俺ちょっときついなっていうのもありました
- 自分が言いたい事だけべらべら言ってあんまぐっとこなかった。まだちょっと納得いかない面も。なんかアドバイスくれれば
- 迷惑をかけてるなって思ってたことをズバッと言っていただいた。痩せるとはなんないと思いますけど
- 痩せたいと思いました。痩せてるのも悪くないことだから。がんばります今から
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