こんにちは。早くも来年の準備を始めました。
年賀状のことで、もやもやと年末年始を過ごしてしまう皆さんへ
年賀状を出すのをやめて17年、来年を無事迎えられれば「脱年賀状」以来18回目の正月となる僕から申し上げます。
あなた一人が、やれ写真だ印刷だ手書きだの、出そうか出すまいかだのの「年賀状チキンレース」から降りたところで、ほとんどの人は気にも留めません。よって、それでチキンだと見下されることもありません。
一切やめてしまえば、よほどすっきりします。
脱年賀状マニュアル
こうすれば年賀状をやめられます。
11月・12月
- 年賀状の発売が始まって、世間で年賀状のことが話題に上りはじめますが、かかわりません。
- あとは普段どおり過ごします。あれこれ忙しい人は忙しく、そうでない人はそうでなく過ごしましょう。
1月1日~3日ごろ
- 年賀状が届きます。やめたばかりなら、そこそこ数があるでしょう。誰から来たかだけ把握しておきます。
- あとは来た賀状を眺めるもよし。放っておくもよし。
- 返事を書く必要はありません。代わりに、次のことをします。
1月中
- 学校や職場などで、年賀状が来た相手と初めて顔を合わせたら、賀状をいただいたことに対し丁重にお礼を述べます。
- 対面でなく、その年初めて電話で話す機会があっても、同じようにお礼の言葉を述べます。
- 年賀はがきのお年玉が当たったら、追ってそれを伝えてもいいでしょう。
- おおむね1月いっぱい、それを続けます。
- 返事を書く必要はありません。
- 自分が「脱年賀状」していることを発表する必要もありません。
2月~10月
- 普段どおり過ごします。付き合いの多い人は多く、そうでない人はそうでなく過ごしましょう。
- まれに「そういえば、年賀状来なかったけど」みたいに言われることがあります。そんなときは、正直に「やめた」と言ってしまいましょう。
- 理由を聞かれたら「やめたくなったから」でいいです。
- その相手があなたにとって本当に付き合う価値のある人物であれば、それでも付き合いは続きます。それで関係がおかしくなるようなら、その程度の付き合いだったということです。
以上のサイクルをくり返せば、脱年賀状を達成できます。
僕が年賀状をやめたきっかけ
僕が年賀状をやめたのは、主に当時の仕事の都合でした。
当時、金融機関の情報系システムの仕事をしていたので、システム更改のため大晦日から正月3が日は出勤していました。その期間にしか、まとまった作業日程が取れないためです。
12月も忙しいし、なにより年賀状を見るよりも先に大半の人と顔を合わせるので、「まあいいか」と思って軽い気持ちでやめました。
僕が脱年賀状を達成できた理由
それでけっこう何事もなく過ぎ、それが快適だったので、現在に至ります。
「でも」や「しかし」の抵抗には
「でも」「しかし」と抵抗を感じるでしょうか。ならばやめる必要はありません。自分が出したいから年賀状を出す人を止める権限は、僕にはありません。そんなことが可能な世の中でも困ります。
ただ僕の狭い付き合いの範囲で言えば、自分が出したいから年賀状を出している人は、ほとんどいません。
あなたが年賀状を出すのは、本当に自分が出したいからですか? とだけ、問うておきます。
おわりに
脱年賀状を果たしても、大して幸せにはなりません。ただし不幸は確実に減ります。
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