こんにちは。
101thじゃなくて101stじゃね?
— ○○○ハイボールから国民を守る党 (@m34szk) August 4, 2019
をふまえつつ用例を並べて眺めるだけの、きわめて趣味の悪い記事です。そのつもりでどうぞ。
はじめに
先日出かけ支度の時間にテレビをつけたら、あさイチの代わりに高校野球を放送していました。今年(2019)の夏は第101回大会だそうです。
あいにくと細かい記憶は不確かですが、攻守交代のタイミングでスタンドの応援風景が映っていて、揃いで作ったらしいTシャツか何かに「101th」て書いてありました。
第101回を英語で書くと“(one) hundred and first” なので、略すなら「101st」です。
なんですけど、一般人には高度すぎる話の範疇かなと思ってもいます。
元メジャーリーガーも
「101th」は使い方としてはわりとメジャーなようで、Twitter検索してみますと、この夏の高校野球大会に限ってもさして労せずにいくつか見つかりました。
国学院久我山「校歌を」OB井口監督から粋な贈り物 https://t.co/n1LcVGCHSu @nikkansportsさんから
— ふくださん (@fukudasun) August 3, 2019
国学院久我山「校歌を」OB井口監督から粋な贈り物|日刊スポーツ(2019/08/04付)より
100回目で盛り上がっていた地方も
あす開幕する #高校野球 #秋田 大会にあわせて特集号を発行しました。きょうの #秋田魁新報 と一緒にお届けしています。ウェブでも一部紹介! 全試合速報します。https://t.co/sy0gPBtuio #夏の甲子園 pic.twitter.com/tRVWpNlhSv
— 秋田魁新報社 (@sakigake) July 9, 2019
@sakigake より
特に盛り上がりを関知しない地方も
高校野球滋賀大会のパンフレットで表紙の写真や集合写真を何枚か提供させて頂きました。
オールカラーで見やすくなっていますので、ぜひお買い求め下さい! pic.twitter.com/QL7nKo7DVx— 馬場遼 (@bmbryo126) June 30, 2019
@bmbryo126 より
まあこんな具合です。
以前の自分なら、お前らが球打って向かう一塁、二塁、三塁って英語で何て言うか落ち着いて思い出してみろよ、と悪態のひとつもつきたくなったところですけれど、一般人の言語能力に期待する方がどうかしていると知った今では、用例を並べて眺めて楽しむようにしています。
世界に広がる「101th」の絆
一般人の言語能力の低さは特に本邦に限った話でもなく、Google検索結果によれば「101th」はわりと世界的に見られる用例です。
たとえば、ロジャー・フェデラー選手の101回目のATPツアータイトル獲得まで「あと1勝」を報じる、名前からするとインドのオンラインニュース記事。
Miami Open: Roger Federer just one win away of 101th ATP title|zeenews.india.com(2019/03/31付)
それから、2014年に「101回目の夏」を迎えたスポーツ大会の模様を写した素材のキャプションにも、101thって書いてありました。
101th Tour de France / Stage 21 – Getty images より
前に書いた
「1th」「2th」「3th」anniversary な人たち【Tweetまとめ】(2015/06/09)
で、どの数字の後にもthを付けてしまうのは「アジアっぽい間違い方」としました。どこの国の人が書いたかは、少しだけ気になります。
なお、高校野球の公式グッズらしい記念球には、ちゃんと「101st」と印されていました。
101回大会記念球|第101回 全国高校野球選手権大会 オフィシャルグッズオンラインショップより
つまんないですね。
そんなところです。
コメント