それまで「ホームページ」だったこのpoc39.comドメインにWordPressを入れ、当ブログを開設してから6年が経ちました。6年間といえば、小学1年生が中学へ進学する年数です。
区切りの機会として、6年間の運営経験を振り返ります。
1行要約
「お金は二の次」でブログを書いていたら、「お金は二の次」のブログが出来上がりました。
5000兆円欲しい。
※5000兆円はイメージです。
実績公開
ブログ開設6年目、2018年の実績はだいたいこんなもんでした。
収益
- Google AdSense:3000〜5000円/月
- Amazon Associate:1000円前後/月
- ほか:実質ゼロ円
トータルすると、平均の月間収益は5500円ってところです。
PV(ページビュー)
- 3万〜4万/月
ピーク時の3割ってとこですか。少なくもないけど、決して多いとも言えないうえ、じりじりと減少傾向です。まあメンテの具合と照らせば、こんなもんか。
記事数
記事数データです。
- 新規記事(年間):15
- 記事数累計:1079
うち
公開停止:57
公開中:1022
作成公開ペースは大幅に落ちました。
最大の理由は賃労働を始めて時間が取れなくなったことですが、金にならないとわかっているテーマをめいっぱい調査し世に訴える営みにモチベーションが保てなくなってきたことも大きいです。
儲からないビジネスはキツいです。
歴代PVトップ10記事レビュー【2019年版】
カウントダウンPVをご覧のみなさんこんばんは。
当ブログの歴代PV数の10位~1位を発表します。こちら。
- 「どんぶり勘定」と聞いて食器的な何かイメージしてるヤツちょっと来い
- 意外!マイクロソフト「新しくなったWindows」のCMがアレな理由を調べてみたら、想像以上だった
- 「お前の母ちゃんでべそ」に隠された怖い意味
- 「若くして夫を亡くした妻たち」専用掲示板の書き込みが生々し過ぎると一人だけ話題に
- 自動車ナンバープレートのこんな希望番号はイヤだ
- 日本語での数の読み方について: 1から10、そして0
- 「訃報のお知らせ」って頭悪いぞと確かめてみると、とんでもないオチが待っていた―続「訃報」考
- 「なぜ、円安・円高はややこしいか?」を日本一わかりやすく説明してみた
- マイクロソフト Surface Pro 3 CM曲「ねがちぇいるちゃらが」入門
- 成功率100%!宝くじが確実に当せんする買い方のコツ
カウントアップになっていたら、それはブラウザの問題です。
プラグインWP-Postviewで計測した具体的なPV数値については、サイドバー下部で公開していますのでそちらをご覧ください。
総評
当ブログの場合、PVを集める記事を大別すると次のどちらかのタイプに当てはまります。
- 誰かを相手に話すのは迷惑きわまりないのでブログに書いた「マンスプレイニング」型
- 調べすぎたあげく知られざる事実にたどり着いてしまった「川口浩探検隊」型
とはいえ当ブログの大半の記事のテーマが「直接聞かされるのは迷惑きわまりない」か「別にそこまで知りたくもない」に当てはまっているわけで、ここから「ヒットの法則」が見いだせる気はしません。
第10位
知らなくてへーと驚いたのが書いたきっかけのこの記事、2014年3月の公開からしばらくほとんど鳴かず飛ばずでした。同様の情報はネットに散在しているしなーと思っていたところが、公開から半年以上して
勃発!『ニューロマンサー』冒頭の「空の色」問題【Tweetまとめ】(2014/11/29)
に「この問題ってどんぶり勘定と同じ構造」と記事へリンクを張ったら、12月上旬の数日で万単位のアクセスを集めました。
と、有線放送のリクエストから火がついたみたいな、ひと昔前のヒット演歌のようなバズり方をした記事でした。
- とっくに既出のネタでも、参入の余地はある。
- 良質の記事でも、見つけられるまで時間がかかることもある。
- まったく見つけられず終わることもある。
と教訓を得ました。
第9位
当ブログ初のSNSでバズった記事。CMの日本語がなんで変なんだろうと調べていたら、台湾でアジアエリアまとめて撮影していたという事実が判明した「びっくり」をレポートしました。以降しばらくマイクロソフト製品の新しいCMがOAされるたびに「マイクロソフト CM」的検索アクセスが続き、シリーズで追いかけることとなりました。
そういえば最近、マイクロソフトってテレビCMやってるんですかね。
「お金は後からついてくる」は半分ウソ
バズったけど、言うほどお金にはなりませんでした。「お金は後からついてくる」は半分ウソですね。
第8位
『中世の罪と罰』に面白いことが書いてあって、ネット検索で情報を補ってまとめたものです。
要はマンスプレイニングです。
アナリティクスのレポートからすると、ときどき、Google翻訳で中国語に訳して読まれているっぽいのも特徴です。日本の創作に出てくるこのフレーズはなんだ?と思われているみたいです。
第7位
リンク先に書いてあるとおり、金麦のCMで檀れいさんが演じていた女性の言動が狂っている理由が「夫が死んだ」という説が疑問で、実際のところ夫を亡くした妻がどうなっているのか知りたくなって調べ始めたのがきっかけです。
ここまでPVが伸びるとはまったく思っていませんでした。必要とする人に見つかっているといいですが。
第6位
「マンスプレイニング」型です。とことん好き嫌いの主観だけを書きなぐった記事なので、反対はできても「争える事実がない」という意味で反論のできない卑怯な仕組みとなっております。
第5位
これも、誰も喜んで聞く人がいないのでブログに書いたマンスプレイニング型記事です。
現在もコンスタントにPVがあります。また、日本語で書いているのに世界中からアクセスがある記事です。アナリティクスを見ていますと、ときどき、中国や東欧や南米などの読みかたもよくわからないアクセスポイントから見に来ています。
相手が知りたいことを発信していれば、向こうが都合を合わせてくれるという教訓を得ました。
第4位
「訃報のお知らせ」ってなんだよが出発点だったのに、意外な新事実に到達した「調べすぎ探検隊」タイプです。
余談ですが、後日こんなツイートがバズっているのを見かけました。
「訃報のお知らせ」という文面を見て
訃報のお知らせってなんだよ、頭痛が痛いみたいになってんじゃねーか
と思ったら実は訃という一語自体に「人の死の知らせ」という意味があって、訃報だけで「頭痛が痛い」状態が完成していた件について— 水希 (@izunagi) 2014年11月27日
ツイート主もたぶん記事を読んでくれたのかなと思ったものです。パクられた!感よりもむしろ、ずいぶん上手に短くまとめるもんだなーと感心したのも思い出です。
「お金は後からついてくる」は半分ウソ(Reprise)
くり返しますと、これらどの記事も、大してお金になりませんでした。一過性、コツコツ積み上げのタイプにかかわらず、どの記事も万単位の累計PVがありますが、クリック率も単価も相対的に低いです。
次はいよいよトップ3の発表です。カウントダウン!
第3位
リンク先に書いたとおり、嫁相手にかましたマンスプレイニングが出発点の記事。意外にも嫁のウケがそこそこ良かったのが記事化のきっかけとなりました。
タイトルだけ、「円高 円安 わかりやすく」という検索キーワードを意識してつけました。
要は、円の値段を問題にしたいのに、なぜか「1ドル=xxx円」と米ドルの値段を云々する形になっていることが「円高円安ややこしすぎ問題」の元凶です。
と、そこに絞った続編も書いたんですが、そっちのGoogleの評価は低めです。
そこらへんが、不特定多数を相手にする無差別マンスプレイヤー(なんだそれ)の課題です。
第2位
その時点でのネット情報を集めてまとめてポンの、俗に言う「トレンドフォロー記事」でした。第9位の記事がきっかけで「マイクロソフト CM」関連のクエリが集まるようになっていましたので、カッコつけて言えばニーズに応えたものとなります。
そして当ブログでほぼ唯一、この記事だけはPVがお金に結びつくことを実感できました。
当時サッカーとかフィギュアスケートとかのスポーツ中継でスポットCMが流れるたびに、それこそ鬼のようにアクセスが来て、その月のAdSense収益は合計10万円ぐらいになりました。運が良かったんでしょうね。狙ってできることではないです。
第1位
これもマンスプレイニング記事です。
ただし「宝くじは買っても当たらない」という圧倒的に正しい事実をありのまま書いても、それこそ普通の人には全然うれしくない「つまらない真実」なので、「こうすれば当たりますよ」という視点から書く工夫はしました。嘘はついていません。
まとめ
Google配信の広告クリックに頼る収益化モデルは、どれだけ「普通の人」を集められるかがカギのような気がします。
「普通の人の関心事」と「自分の書きたいこと」がマッチすればお金につながります。ただし自分の場合両者がマッチすることはめったにないし、しないときに自分を優先する傾向も全然改まらないので、こんなもんかなという気もします。
今後の運営方針
ほとんど何もしないのに年間で5~6万円入ってきてるって、なかなかの利回り物件だと逆に都合よくとらえ、合計1000を超えてる記事のストックを、いろいろ手入れしてみる実験場にします。
お金がなくなって平日日中はアルバイトの賃労働に従事していますので、今後も新規記事の公開ペースは2018年レベルがmaxだと思います。
そしてこれまで同様、記事の作成方針として
- 検索ユーザーの(ものすごく)ニッチなニーズに応えていること
- エビデンスがあること
- 情報ソースが明示されていること
は続けます。
お金ください。
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