【Rio2016】毎日放送、まさかの《ちちんぷいぷい》完全スルー【TOKYO 2020】

こんにちは。すみからすみまで角淳一です(ウソ)。


私は、角淳一です

月曜日(8/22)に、大阪は毎日放送(MBS)午後の看板テレビ番組「ちちんぷいぷい」がやらかしたようです。大失態の情報をキャッチしました。

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自分には何の利害もないうえ、当該の放送を見てすらもいないおっさんが、面白半分に、というか、むしろオモシロだけで首を突っ込む、そんなイカにもスミにも夜はクネクネ石田おれジャーナルです。

と、関西以外の方はもちろんのこと、いまや関西までも巻き込んで全世界的に意味不明すぎなことになってしまいました。

「ちちんぷいぷい」とは

ここで若干の説明を加えます。

「ちちんぷいぷい」とは要するに、他地区ではゴゴスマをやっているテレビ放送枠の関西ローカル番組の名前です。

もう少し詳しく知るには、ちちんぷいぷい番組サイトのほか、次の記事も役立ちます。

出演者、コーナーの紹介、番組の略歴その他の情報が、簡潔にまとめられていました。

記事が伝えるとおりなら、裏のミヤネ屋よりも数字(視聴率)取ってるんですね。

要約:Executive Summary

まさかまさか、MBSの「ちちんぷいぷい」8/22放送で、まさかの大失態です。奇しくも、MCの「ヤマヒロ」こと山本浩之さんが休みに入った週の初日の出来事でした。

まずはオチまで簡潔に示します。

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※当日のスタジオ風景(番組サイトより。順次最新放送日の画像に差し替わっています)

  1. 番組内で、午前中(日本時間)のリオ五輪閉会式引き継ぎイベント「トーキョーショー」が話題に。
  2. ところが、ショーで使われていた楽曲《ちちんぷいぷい》の「名前かぶり」完全スルー
  3. あかんやん。
  4. かぶせていけたら、ハイヒールリンゴ姉さんもおいしかったのに。

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月曜ファミリー|出演者紹介より

スルーされた《ちちんぷいぷい》

閉会式での「トーキョーショー」で使われていたにもかかわらず、MBS「ちちんぷいぷい」が見事にスルーしたのは、この曲です。

ちちんぷいぷい(2014)
椎名林檎
¥250

2014年発売の椎名さんのアルバム「日出処」の収録曲であります。

日出処
椎名林檎
日出処
曲名リスト
1. 静かなる逆襲
2. 自由へ道連れ
3. 走れゎナンバー
4. 赤道を越えたら
5. JLOO5便で
6. ちちんぷいぷい
7. 今
8. いろはにほへと
9. ありきたりな女
10. カーネーション
11. 孤独のあかつき (信猫版)
12. NIPPON
13. ありあまる富

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この《ちちんぷいぷい》を歌なしに編曲した版が、リオでの引き継ぎ式で演じられた「トーキョーショー」のBGMに使われていました。具体的には、「渋谷スクランブル交差点に立つ制服少女」のくだり(動画の3:20前後あたり)からです。

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念のため。キャプチャ画像なのでクリックしても何も起こりません。視聴は下のリンクからどうぞ。頭出し用の時刻指定も入れておきました。

YouTube:【NHKリオ】2020へ期待高まる!トーキョーショー|NHK(2016/08/21付)

ネットの声

「ちちんぷいぷい」一同、《ちちんぷいぷい》を完全スルー

という関西激震の大失態を指摘する、次の2つのツイートを収集できました。

私が事実関係の情報源としたのは、これらが唯一です。それほど激震でもなかった。2つあって唯「一」でもなかった。

まあ簡単に言えばこんな話ですわ。

石田おれジャーナル:検証・ちちんぷいぷい「完全スルー」事件

石田おれ英司です(ウソ)。

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石田英司さん(右) 池上彰のどーなる?ジャーナル|mbs.jpより

ここからは「石田おれジャーナル」と題し、「石田ジャーナル」のスタイルを意識しつつ失態をふり返ります。

リオ五輪閉会式:Rio 2016 to TOKYO 2020

皆さん、アレ見ましたか?

リオ五輪の引き継ぎ式の「トーキョーショー」

話題ですよね!

「ちちんぷいぷい」8月22日(月)放送でのこと

リオ五輪の閉会式・「Rio to Tokyo」が話題に

プロデューサーは → ミュージシャンの椎名林檎さん

リンゴ姉さんと「名前かぶり!」

知ってましたか?

実は ショーで使われていた曲名

なんと!

ちちんぷいぷい

大事なことなのでもう1回

ちちんぷいぷい!

「ぷいぷい」ともろかぶり!!

「ぷいぷい」ダブルかぶり

引き継ぎ式の「トーキョーショー」と「ちちんぷいぷい」、実は

  • メンバー「りんご」かぶり
  • タイトル「ちちんぷいぷい」もろかぶり

ダブルかぶりだったんですね。

しかし、「ぷいぷい」リアクションは……

  • 林檎かぶり → リンゴ姉さんと名前「かぶってる」

これは、月曜ファミリーのハイヒール リンゴさんから、OAで名前が「かぶってる」と発言がありました。

しかしこちらは……

  • 「ちちんぷいぷい」かぶり → 番組名と名前「もろかぶり」!

なのに、メンバー・スタッフ完全スルー

あかん。あかんやつ。

あげく、一般視聴者サイドからこんなツイートまで飛び出す始末。

リンゴ姉さんの立場……

完全スルーに最初は笑えたけど、時間が経つにつれて、だんだん腹が立ってきた。

もう考えられへん。ほんまアカン!

では、なにがアカンのか?

このあと、関西の主婦層に絶大な人気(n=1)を誇る、アノ男が語ります。

YouTube:ちちんぷいぷい CM前|功造大西(2008/11/17付)

(字幕)CMのあとは「昔の人は偉かった」

河田が説明

毎日放送アナウンサーの河田直也(1999年 政策科学部卒業)です。

夏休みのヤマヒロさんに代わり、金曜日までMCを務めます。

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※画像は、[特集]+Rな人 河田直也さん|RS WEB(2012/03/29付)より。以下の引用テキストも同様

総括:インテリジェンスの欠如

結論から言えば、今回は私たち「ちちんぷいぷい」チームにインテリジェンスの欠如があったと思うんです。ここでは「知性」じゃなくて「情報網」の方の意味でのインテリジェンスですね。スパイ・諜報活動のIntelligenceです。

私たちはいつの間にか「大切なこと」を忘れていたのかもしれません。今一度初心に返り、そこは真摯に反省すべきです。

以下順に、

  1. アンテナの低さ
  2. フットワークの悪さ

これら個別の反省点と「大切なこと」を述べていきます。

反省点(1)アンテナの低さ

反省点の1つめは、組織委員会からのメディア向けリリース資料に頼って、椎名林檎さんの曲名まで追い切れていなかったことです。

アナウンサーだけに限らないと思うのですが、“常にアンテナを張っていること”はとても大切だと思います。今、自分はどんなことに興味があるか、人は何に興味があるか、世間はどんなことに関心があるかを気にしておくことが必要だと思います。

反省点(2)フットワークの悪さ

それでも運悪く、出演者、スタッフがリオでの《ちちんぷいぷい》を誰も知らなかったわけですね今回は。今後も同じく、確率的には起こりうる話です。

それでも毎日放送には、645名(2015年4月:会社概要)の社員がいるわけです。

自分の会社が「ちちんぷいぷい」という名前の番組をテレビで放送していることを、知らない人はいないはずです。そして閉会式をテレビで見て、椎名林檎さんの《ちちんぷいぷい》にピンときた人は、どこかにいたと思います。

あるいは協力スタッフ、アルバイト、家族の方まで広げていったらどうでしょう。椎名林檎さんの《ちちんぷいぷい》を知っていた方、わかった方、きっといたと思うんですよね。

あとは“フットワーク”。行動力ですね。「これ面白そうだな」ということにはすぐにアクションを起こせるようにしておく。(略)些細なことでもいいんです。興味を持って自分で動けるということが大切だと思います。

自分で動けること、大切だと思います。しかし

  • 「リンゴ」の「ちちんぷいぷい」が注目やん 。
  • 絶対、午後の「ぷいぷい」のネタにしたらおいしいやん!

と思っても、

  • 「ぷいぷい」の制作スタッフに教えたげよ!

と行動に移した人は、誰もいなかったわけです。

事実として、リオのスタジアムに響いた椎名林檎さんの《ちちんぷいぷい》は、私たちのところにまで届かなかった。

社内の情報網が機能していませんよね。大企業病を疑わないといけません。

今後も、視聴者の方に楽しんで頂けるような番組づくりを心がけていきたいと思います。

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まとめ

関西地区で10年以上同時間帯視聴率の首位の座を守る「ちちんぷいぷい」。競う相手は、もはや他局の裏番組ではないかもしれません。そんな状況での《ちちんぷいぷい》完全スルーの一件に、どこか硬直して閉塞している大企業病の一事例を見た思いがいたします。

今後もどこかイケてない集団に、ひとり寄ってたかってじわじわダメージを与えてゆく所存でございます。

あどりぶランド~

もうええわ。

どうもありがとう(と、ハイヒール式で去る)

おわり

コメント

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