♪ガラガラ
I’M IN LOVE WITH 幾何学的な ガラガラ
こんにちは、Cibo Mattoです。ウソです。
細かすぎて伝わらない「デザインあ」のコーナーギャグから入ってみました。
さて、4つの候補作から五輪エンブレムに選ばれた「組市松紋」については、公表後Twitter上で優れた解析報告がいくつもされています。こと本件に関しては、他メディアはテレビもネットもみんな後追いです。
とはいえ、個々の発見事実は素晴らしいながらもいずれも断片的で、いまだ「組市松紋」の全貌が把握できていない感があります。そこでひとまず現段階での状況整理を目指し、頼まれもしないのにデザイン芸人が主なツイートに周辺情報を加えてまとめておくことにいたしました。
ここでは「寡黙」な解析対象にあやかり、なるべく余計な説明を加えずに並べていく方針とします。
要約:Executive Summary
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会エンブレムに決まった「組市松紋」を読み解くキーワードは、「3の倍数」です。
どこへ進んでも3の倍数づくしで、アホが止まらなくなるほどです。
デザインの観察:組市松紋
東京2020大会エンブレム|tokyo2020.jp より
デザインの観察
Cornelius
¥250
第一印象
東京2020大会エンブレム最終候補4作品https://t.co/Yzj8wblarK
A. 組市松紋
B. つなぐ輪、広がる和
C. 超える人
D. 晴れやかな顔、花咲く pic.twitter.com/D7BnnCGvUn— ヤシロタケツグ「デザインや」 (@yashiro_with_t) 2016年4月8日
五輪エンブレム候補・画像出典:
A. https://t.co/kD1zGUKNKx
B. https://t.co/XM2TkhbAtT
C. https://t.co/9M8c3f8CSF
D. https://t.co/mqN4sxkJQ2— ヤシロタケツグ「デザインや」 (@yashiro_with_t) 2016年4月8日
基本構成
これから4年間飽きられず強く日本らしさを発信し続けられるものとしてA案に投票しました。3つの四角形45個で構成された二つのロゴは幾何学的にも面白いが、しかし東京の粋を表す情緒性も。藍色、市松といっ…https://t.co/OOmGNN9IL7 #NewsPicks
— 夏野 剛 Takeshi Natsuno (@tnatsu) 2016年4月25日
エンブレム、うちの教授が分析しとった。大きな24角形とその対角線から出来る12角形。それぞれの長方形はその12角形の頂点をお結んだもの。だと。見つけ出すのに3時間かかったって。 pic.twitter.com/K5RMV5vSlS
— ibuki (@ibuki7) 2016年4月26日
@ibuki7 パラの方が先なんだろうけど、それにしてもよくこんなの思いつくよね。という話をした。同じ数で円につなげるのも。
— ibuki (@ibuki7) 2016年4月26日
図を見てわかりました。3種類の四角形はこうやって作っているんですね。
構成パーツとなるこれらの四角形を順に
- 四角形1(小)
- 四角形2(中)
- 四角形3(大)
と名づけておきます。
補足:理解の助けとして
あるいは「日常的に見慣れた12角形」のこいつをイメージすれば、理解しやすくなるかもしれません。
要するに、
-
- 3つの四角形各々の頂点は、
- 四角形1(小)=1, 6, 7, 12時
- 四角形2(中)=2, 6, 8, 12時
- 四角形3(大)=3, 6, 9, 12時
の位置にある。という話です。
そして3つの四角形には、こういう性質があります。
- 対角線が共通
- 四角形の対角線で区切られる三角形の、二辺の長さもすべて共通
- 短辺に外接する円弧(または正12角形の一辺)の比が1:2:3
24角形であって、「正」でないのがミソ
ちょっと細かい話。
外周部の24角形は「正」24角形ではありません。部分部分で一辺の長さが微妙に違います。こちらのツイートで指摘されていました。
@motcho_tw 外の24角形って、正24角形じゃないと思うのですが。うーん……勘違いしてるかな?
— みずすまし (@nosiika) 2016年4月27日
@motcho_tw たとえば、ここをよく見ると、辺の長さが違うのではないかと。赤い長方形の対角線は青い長方形(赤い長方形と合同)の長辺より長いですよね。 pic.twitter.com/HaCKCFDigv
— みずすまし (@nosiika) 2016年4月27日
@nosiika あ゛あ゛あ゛あ゛本当だわわわわわわわわわ
— 鯵坂もっちょ (@motcho_tw) 2016年4月27日
以上の事実から予想できるのは、「24角形」はこの図形の本質ではないということです。
「3回の回転対称」(オリンピック)
HIRANO KEIKO’S OFFICIAL BLOG >032 1対3の構図 – 「A案」VS「BCD案」より:
(4月9日版)※下線は引用者
(2)基本形状
「A案」は、正円。オリンピック・エンブレムは、パーツの市松の配置に一部非対称性はあるものの、印象としてはシンメトリー。(後略)
正円?
厳密には正円じゃなくてそれに近い多角形なんだけど、まあいっか。
それより「配置に一部非対称性はある」だって?
平野敬子氏のブログ、鋭い視点と思いますがA案について「一部非対称」「静的な印象」と書かれているのが引っかかります。一見非対称ですが回転対称となっており、それによって動的なイメージを表現しているのでは。#オリンピックエンブレム https://t.co/6W1rdRtLtg
— tokunaga shin-ichi (@shin1toku) 2016年4月11日
指摘されている「回転対称」タイプのマークを画像検索しかけて、目の前に最適なサンプルがあったことに気づいた。これやんか。https://t.co/aNLe4pm2wt pic.twitter.com/sAjcXJQjPg
— ヤシロタケツグ「デザインや」 (@yashiro_with_t) 2016年4月11日
平野敬子さんは、五輪エンブレムの最終候補「A案」を「一部非対称性はあるものの」としていますが、正当な評価ではありません。
見てのとおり、シンメトリー図形です。 pic.twitter.com/KABCgpg0dM— ヤシロタケツグ「デザインや」 (@yashiro_with_t) 2016年4月11日
五輪エンブレムはChromeのステマ https://t.co/GZCSh6wocD
— Satoshi Imai (@masatoi0) 2016年4月25日
【事例】120度(3回)回転対称の家紋たち
オリンピックエンブレムの「円相」と同じような120度の回転対称になった家紋を見つけ出すことは、さほど難しくありません。ハリウッド―モン・トコロ―ガラシショウ(野老朝雄さんを勝手にそう呼んでみた)がここらをイメージしてオリンピックの組市松紋をハンマーカンマーしたかは不明ですけれども、数点ピックアップしておきます。
以下、Amazonで売っていた家紋マウスパッドより
ですわね。
みんないまにも回りだしそう。とってもクールでダイナミック !
ちなみに最後のは父方の家紋。だから剣片喰は「けんかたばみ」と読むのを知ってる。わりとどうでもいい。
下は、同じく032 1対3の構図 – 「A案」VS「BCD案」 から。
(3)造形モティーフ
「A案」は、市松という伝統的な文様を引用した抽象表現。静的な印象。
パラリンピック側はおいて、回転対称のシンメトリー図形が「静的な印象」なのか。言っちゃ悪いが平野敬子さん、どうかしてるぜ。
(4月12日修正版)
(2)基本形状
「A案」は、正円。オリンピック・エンブレムは左右対称形ではないものの、左右対称形のような印象に見える。(後略)
文章を再考し、修正した文章を4月12日に更新しましたことを報告いたします。間違いをご指摘下さいましたみなさまへ、感謝申し上げます。
間違いを認めて改められる人、好きです。Nobody’s perfect.
何から何まで「同じ」
新エンブレム、枚数だけじゃなくこの小円の半径まで同じなんだよねここまでうまいこと作れるもんなのか pic.twitter.com/xloYGab4qj
— 鯵坂もっちょ (@motcho_tw) 2016年4月26日
枚数が同じどころじゃなかった。パーツごとの角度も変えないままオリンピックからパラリンピックにできる pic.twitter.com/TIv4IruvM8
— 鯵坂もっちょ (@motcho_tw) 2016年4月26日
たくさんシェアされている上のツイートのGIFよりも、こちら↓のエンドレス版アニメがより楽しいです。
日がな一日眺めていたい人のためにループバージョンを作ったよ pic.twitter.com/kJWMrK5UOJ
— 鯵坂もっちょ (@motcho_tw) 2016年4月27日
そして「なんでそんなことができるの?」の秘密は、隠されたグリッド構造にありそうです。この件は後ほどまた。
(2016/05/02追記)
こちらでの説明がすこぶるエレガントでした。
- 2020年東京オリンピック 野老さんの新エンブレムの解析/正12角形からなる幾何的デザインの構成の解析|鱈本父(@tsatie)|evernote.com(2016/05/01付)
「基礎編」決定版が出た感があります。
組んでみた
以上をふまえ、カラーペーパーを切って実際に床の上に並べてみました。楽しい。
新決定の東京五輪エンブレム「組市松紋」を組んでみた。
・オリンピック:(6+6+3)×3枚
・パラリンピック:(8+9+4)×2+2+1枚
・素材内訳:{18, 18, 9}枚
・3つの四角形は、対角線の長さがどれも同じ pic.twitter.com/zZqOnA9EqB— ヤシロタケツグ「デザインや」 (@yashiro_with_t) 2016年4月28日
おぉ!この「組んでみた」凄過ぎる。
そして注目すべきはこの色分け。野老さんもこんな風に色分けすればよかったのに!って思わせるほどキレイです。 https://t.co/BxeT8jZUtV— 大正町反 (@sorimaty) 2016年4月28日
わーい。なんかほめてもらった。
ヤシロさん(@yashiro_with_t )の色分けエンブレム、レタッチしてキレイにした(暇ですw)ので再アップします。 pic.twitter.com/Z4KSrjqyTQ
— 大正町反 (@sorimaty) 2016年4月28日
これもありがたいことです。
「つくってみよう!」の野望
単なる興味から手を付けましたが、途中から「これ、小学生向けのワークショップ教材として使えるなあ」と「授業計画」を練りながら組んでいました。
文部科学省の学習指導要領によると、いま「多角形」「正多角形」は5年生の算数で学ぶらしいです。それらを習った次の授業時間あたり狙って「つくってみよう!」を開けば盛り上がると思うけど、どうだろう。
いずれにしても、ここのつづきは記事をあらためて。
「表彰台」説
配色を変えると、また違ったイメージが喚起されます。こちらもその一例かも。
細い長方形が気になってましたが、こういうことなんですよねぇ。 #エンブレム pic.twitter.com/jClxWRChNu
— タラジロウ (@hinodegraph) 2016年4月27日
素敵な見立てです。
この伝でいくと、15×3で構成される五輪の円相は、表彰台(Podium)になるようにパーツ15個の単位を区切るのがきっと「正解」ですね。
そうしてみると、見慣れたアイコンそのままの「Google Chrome分割」(下に再掲)も、表彰台がきれいにできがりますので、あながち間違っていない気がします。
面積
新エンブレムについてデザインがいいとか悪いとかいう話に終始して面積の話が一切出てこない意味がわからない
— 鯵坂もっちょ (@motcho_tw) 2016年4月26日
まとめ! pic.twitter.com/o3xIh9K71K
— 鯵坂もっちょ (@motcho_tw) 2016年4月27日
補足
以下、計算されてからの後出しジャンケン結果論だけれど、補完します。
くり返すと、パーツとなる四角形1(小)、2(中)3(大)は
- どれも対角線が共通
- つまり、対角線で区切られる三角形の二辺の長さも共通
- 短辺に外接する円弧(または正12角形の一辺)の比が1:2:3
である。
さらに加えて、
対角線の交差角の組み合わせがそれぞれ、
- 1(30°, 150°)
- 2(60°, 120°)
- 3(90°, 90°)
となっている。
なのでその面積の比もそのまま
sin30°:sin60°:sin90° に比例するから、
=1/2:√3/2:1
(各項を2倍して)
=1:√3:2 となる。
まあ当然っちゃ当然の帰結です。
正弦定理を用いれば求められる、のかな? 正直よくわかってない。三角関数ムズい。
ちなみに、上図の正12角形やら対角線やらのもろもろは、ブラウザからGEOGEBRAにアクセスして描きました。
「ひし形タイリング」説の発見
「なんで角度を一切変えずに組み替えられるの?」の秘密は、どうもこのあたりにありそうです。
真似事をしてみて、あらためて凄さを知る。手のひらで踊らされてる感。 pic.twitter.com/fYhVdiJIsC
— よんます (@yonmas) 2016年4月27日
もしやと思ったら、やはりそうか…。深いわ。 pic.twitter.com/zQ2dtTnExt
— よんます (@yonmas) 2016年4月27日
エンブレムのタイリング、基本形できた。自分で作図してみると相当面白いわ、これ。 pic.twitter.com/zBF37YDNIv
— 田所 淳 (@tadokoro) 2016年4月28日
@hasegawa_nozo この図を描いてわかったのは、長方形に正12角形を重ねるのではなく、間の空白に正12角形を重ねていたということ。 pic.twitter.com/BNvVqAOZrN
— 長谷川 能三 (@hasegawa_nozo) 2016年4月27日
@motcho_tw 長方形に正12角形を重ねるより、空白のところに正12角形を重ねた方が、このデザインを理解しやすいことがわかりました。長方形の各辺に1と5、2と4、正方形の辺に3のインデックスを振れば、空白を囲むインデックスの合計は12になってます。
— 長谷川 能三 (@hasegawa_nozo) 2016年4月27日
例のエンブレム、こんなアプローチも考えてみた。
長方形の対角線は全部同じ長さなので、これを1とします。長方形を対角線で切って、辺の外側へ開くと、一辺の長さが1の菱形が3種類(ひとつは正方形)できます。すると、この菱形のタイルを隙間なく敷き詰めるのと同じことになります。— 長谷川 能三 (@hasegawa_nozo) 2016年4月27日
@hasegawa_nozo 敷き詰めると全体として、一辺の長さが2の正十二角形の中に、一辺の長さが1の正十二角形の空白がある形になります。ひとつひとつの菱形の辺の中点を結んでできる長方形に色をつけておけば、エンブレムのデザインにできます。
— 長谷川 能三 (@hasegawa_nozo) 2016年4月27日
すばらしい考察。>RT さっそく図化してみて、またもや溜息をついている。@hasegawa_nozo さん、ありがとうございます。 pic.twitter.com/01cWHlIoP2
— よんます (@yonmas) 2016年4月28日
なんだかすんごいものができあがっているぞ!
組市松紋エンブレム。どこかひし形タイリング(rhombic tiling)に似ている気がする。どうかしたら、ひし形タイリングと組市松紋の間にきれいな変換(全単射)が作れたりしないかしら。https://t.co/Je7bCTOqdY
— みずすまし (@nosiika) 2016年4月28日
@nosiika こんにちは。突然失礼します。ある方が読み解いたツイートを元に作図してみたのですが、まさにひし形タイリングということのようです。みなさん、いろいろと考察されていて、とても興味深いです。https://t.co/x49oRGodad
— よんます (@yonmas) 2016年4月28日
@yonmas @hasegawa_nozo なるほど。すっきりしました!
— みずすまし (@nosiika) 2016年4月28日
ほとんど独走の解析
見つけられた範囲で言えば、以下のやり取りは間違いなく「組市松紋」解析の先頭集団に属しています。
五輪エンブレムタイリング、P5.js版。(ソース整理してからGithubに上げます…) pic.twitter.com/K1TKEhYbdW
— 田所 淳 (@tadokoro) 2016年4月30日
@yonmas 斜辺の角度が、それぞれ90°、60°、30°で同じ辺の長さの四角形のピースを組み合わせると考えると、わかりやすい感じでした。(この図の赤い線) pic.twitter.com/D5jKyYt3r6
— 田所 淳 (@tadokoro) 2016年4月30日
@tadokoro ですね。「ひし形タイリング」という言葉を新しく知りました。
— よんます (@yonmas) 2016年4月30日
幾何学的観点でエンブレムに興味を持っている諸氏も、いまだ大半はこの水準にまで至っていないように思われますので、ほとんど独走状態です。
ひし形タイリングで遊ぼう!
どんどん考察が進んでしまっていました。正直ついていけてません。
ひし形タイリングの図形を見ていて、おおこれ、つながる広がる?たのしーっ!と並べてみたけれど… pic.twitter.com/fVJfv8WoI2
— よんます (@yonmas) 2016年4月30日
よく見てみると、ここんところで図形が重なっちゃって、イレギュラーに。うむむ、残念。 pic.twitter.com/686HG3Jtyz
— よんます (@yonmas) 2016年4月30日
そこで、重なった箇所を解消させてみると、こんなふうにきれいにつながる。(なおしきれてない箇所があるな…) pic.twitter.com/6JcIvexIn3
— よんます (@yonmas) 2016年4月30日
ではと、つながるような形状を抜き出してみるとこんなカタチ。うーん、なんともイビツで納まりが悪い。野老さんは単に幾何ルールを機械的にあてはめるだけではなくて、絶妙なチューニングを施していることがわかる。 pic.twitter.com/yjpiTkcnv5
— よんます (@yonmas) 2016年4月30日
こうやって、幾何に則りつつもときにルールを逸脱したり、ずらしたりしているのが、幾何学、タイリング、という無機的な手法によっているにもかかわらず、野老さんの作品から、そこはかとない妙味やユーモアのようなものが感じられる原因なのかもしれない、と勝手に解釈している。
— よんます (@yonmas) 2016年4月30日
あくまで感覚値でのもの言いですが、橋本環奈さんにも匹敵する1000人に1人レベルの先進性を感じます。
快感です。
まとめのまとめ:3の倍数づくし
まとめを再度まとめます。「組市松紋」で3の倍数が出てくる特徴を列挙します。
世界のナベアツさんみたいに、3の倍数や3のつく数字だけアホになってみるのも一興です。
<オリンピック・パラリンピック共通>
- 3種類の四角形で構成
- パーツは全部で45個
- その内訳は、面積の小さい方から18・18・9個
- どれも正12角形の対角線(もしくは一辺)が基準
- 四角形の2本の対角線の交差角(狭い方)は、順に30°、60°、90°
- それぞれ、外接円の12分割・6分割・4分割に対応
オリンピックの「円相」
- 120度回転対称
- パーツ配置は(6+6+3)=15×3個
この区切り方が、けっこう好き(気に入ってるので再々掲)。
パラリンピックの「鶴」
- 線対称
- パーツ配置は、片側(8+9+4)=21×2+正中線上に3(2+0+1)個
こっちもわりと三づくし
さて、3の倍数でアホになったり5の倍数で犬っぽくなったりして一世を風靡した世界のナベアツさんですが、2011年に当時の桂三枝(現・桂文枝)さんに弟子入りしてからは「桂三度」の芸名で活動されています。
桂三度|天満天神繁昌亭 上方落語家名鑑 より
でもって、上方落語で桂文枝一門の紋といったら、「三つ柏」と「結び柏」です。
画像検索した印象では、「簡略表現」である結び柏が多用されているようです。
musubi-kashiwa from commons.wikimedia.org
結び柏
三つ柏を簡略表現した紋です。文枝一門と米朝一門は三つ柏か結び柏を用い、春團治一門は別の紋を使っています。
出典:文枝にまつわる家紋|yoshimoto.co.jp
文枝さんも、羽織の紋が結び柏です。
※画像は、神保町花月 ~桂文枝プロデュース~ 戀する落語会 パートⅠ 『三度は3度“笑ぶ”する』|よしもとニュースセンター(2014/06/17付)より
桂三度さんのブログ「桂三度の坂壱」を見てみると、なんとびっくり!
ヘッダー画像が市松模様になっていました。
めちゃめちゃよくできた話です。
本調子中の舞
林家染丸社中
¥150
隣のエンブレムに正12角形の囲いができたで。
へぇ~!
組市松紋の一席、お時間でございます。
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