こんにちは。厚切りヤシロです。
人のスタイルをまるパクリして語ります。
語る話は2つ、漢字の「鯨」と否定疑問文についてです。
Why? #1:クジラの漢字(鯨)
厚切りジェイソン(@atsugirijason)というアメリカ人の芸人さんがいます。
漢字のことでよく「Why Japanese People!?」と怒っておられます。
このあいだもテレビで
- クジラは魚ではないのに、なんで漢字の「鯨」は魚へんなんだ?
という内容のことを、ホワイトボードに漢字を書きながらプレゼンされていました。
言われてみれば、たしかに不条理です。
Why? #2:否定疑問文の答え方
厚切りジェイソンさんに触発されて、厚切りヤシロもこんなネタ台本を書いてみました。
日本語版
◆
クジラは魚じゃないよね?
「はい」
おやおや、もう1度聞くよ。
クジラは魚じゃないよ。ね?
「はい」
WHY JAPANESE PEOPLE !!??
クジラ哺乳類でしょ!!
肺呼吸肺呼吸
妊娠!出産!授乳!
さかな感、どこにもなし!
「??」
◆
ジャパニーズピーポーには、厚切りヤシロがなぜキレているのかちんぷんかんぷんです。
English Subtitles
では、上の会話テキストを英語にしてみましょう。
◆
Is not the whale a fish?
「Yes」
Well, well, well… Let me ask again.
Whales are not fish, are they?
「Yes」
WHY JAPANESE PEOPLE!!??
You say whales are fish, don’t you?
「??」
解説
説明します。
クジラの分類について
- Isn’t the whale a fish?
という否定疑問文にせよ、
- Whales aren’t fish, are they?
という否定文ベースの付加疑問文にせよ、
英語でこう聞かれたら、常識的な答えは「No」です。
もう少し言葉数を多くして答えるなら
No. Whales are not fish. They are mammals.
といったところです。
「No」になるのは、クジラは哺乳類であって魚ではないからです。クジラが魚でないのは、一般常識に入る話でしょう。
ジャパニーズピーポーの逆襲
これには、逆にジャパニーズピーポーの側が
WHY ENGLISH SPEAKERS!?
です。
言い分を聞いてみましょう。
◆
言うとおり、クジラは魚ではないよ。魚じゃないよねと聞かれたから「はい=Yes」だよ!
それが、なんで「No」なの!
クジラは魚かよ?!
◆
という具合に、否定疑問文(や否定の付加疑問)に対する答え方を中学の英語の時間に習ったとき、ジャパニーズピーポーの私は混乱して、まるで理解できませんでした。
次回予告
否定疑問文、すなわち、否定形での質問に答えるとき、日本語と英語では「はい/Yes」「いいえ/No」が逆になります。
なぜ、こんなことになるのでしょうか?
中学の頃にはまったくわかりませんでしが、厨二病も癒えぬまま老いを迎えたいまでは、はっきりわかります。
なぜなら、日本語と英語では、そもそもの「はい/Yes」「いいえ/No」を評価する対象が、まったく違っているからです。
- 英語では、質問をされた「コト」に対して
- 日本語では、質問している「ひと」に対して
それぞれ「Yes/No」「はい/いいえ」と答えているのです。
Why?
それがなぜかまではわかりません。端的な事実としてそういう構造になっています。詳しくは別の記事で述べていきます。
つづく
コメント
いやいや漢字が前提にあるので、何もおかしくないです。
というかこんなことにイチャモンつけているあなたは
どういう思考回路なんでしょうか?