こんばんは。林修ナイトの時間です
6月16日の「あすなろラボ」で「熱血 未公開部分全部見せます!」と題し、9日に続けて放送された林修さんの特別授業について、こちらも研究のベースラインとするために、録画から授業内容をテキストにしています。
(1)からの続きです。
林先生の夢
未公開部分
北島さん(採石工場)「先生の夢って何なん(ですか)?」
「夢。夢はねぇ、やっぱりもっともっと自分が表現者として高いレベルにいきたいね。言葉であったり文章であってもっといろんな自分の考えてることを世の中に発信して多くの人に伝えたい。それが僕の夢」
北島さん(採石工場)「だったら…学生のときも?」
「昔からそうだったね。とりあえず本書きたい。うん。話をしたい。そういうことは考えてた。本書きたいと思ってたねずっと」
市川さん(解体屋)「いま本出してんですか」
「いま2冊出してる。でもまだ、自分の本当に出したい本じゃないから。やっと人生動き出したから」
47歳でようやく人生に転機が
「そう47年オレも死んでたんだって。今年になって人生ついに動いたから。こっから始まったねオレは。まそんなことどうでもいいよ」
北島さん(採石工場)「どうすれば人生うまくやれますか?」
「うん、自分の勝てる場所を見つけるってことだよね」
成功の秘訣 「勝てる場所」で勝負する
「だからオレもいろいろ負ける場所、いろいろ負けたわけだ若いころ。ね」
#9日にも放送された部分
「昔、やりたい放題やったらさ20代で。2000万ぐらい借金抱えてさ、1800万ぐらいか」
北島さん(採石工場)「それはなに、ギャンブル?」
「ギャンブルも含めて。会社も失敗して。大学出て銀行入って、ちょっと合わないなってすぐ辞めたの。そう君らと一緒なんだって。高校入ってここ合わないなってポッて辞めたの。で自分でやり出したらさ、まあうまくいかんいかん。で借金ばっか。でもなんとかなるさ、オレならできるさ、そう思ってやってったらボンボコボンボコ借金膨らんで」
未公開部分
「さんざん負けまくって予備校ってところに来てここはオレ勝てるって思ったの。で勝てるってところで22年がんばってきたら、まあ今こんな感じになった。運もよかったけどね。ここまでになるかどうかって、こんな、こんなわけのわからんことが起きるっていうのはたしかに運だと思うんだけど、でも、予備校界ではずっとうまくいってたわけで、予備校なら勝てる、逆に言うとオレもうここしかないって思って予備校でやってたから」
「だから君らがまだ10代? オレはあの借金作ったのが二十、六七だから、君らよりも10年成長が遅かったかもしれない。なんとでもなるさなんでもできるさって思ってたけど、これしかできないな、できるのはこれだけなんだな、あんとき初めて大人になった気がするね」
「だからまだ君らぶつかってないんなら、いろいろやればいいと思う。だけどほんとに、なんかぶつかって、いかんと思ったときに、じゃ何をやるか。そこで、勉強をやるって選択肢もあるなら、やればいい。字を、あこれは字を覚えないと、恥かくな恥ずかしいな。ま数学やろうって今から思わないとは思うけどね。なんかのことで勉強っていうものをやって、最終的にこれ(解決・創造)が高まる、これを高めるのにね、気持ちが向けば、そのときやればいいんじゃない。と思います」
「けっこうな時間ですね。1時間」
「何か質問ありますか? 何も質問ない? これで質問がなければ授業終わりますけど…」
どういう相手を好きになるべきか
#ここは9日にも放送されました。
市川さん(解体屋)「はーい。どういう女の子を好きになればいいですか?」
「じゃ残酷な現実言おうか」
市川さん(解体屋)「はい」
「自分のことを好きになってくれる女の子は人によって率が違うけど、オレも少ないのよ。だいたい100人のうち1人か2人いるかいないか。君もそんなに多くはないと思う」
自分を好きになってくれる人を探す
「つまり自分のことを好きになってくれる相手を見る目ってものを見つけなきゃいけない。好きにならない子はならないから」
未公開部分
市川さん(解体屋)「へぇ~」
「ね。そうするとそうやっていっぱい失恋するなかで、死ぬほどの失恋いっぱいすればいい。オレももう死ぬんじゃないかって思う失恋いっぱいやったよ5つ6つやったけど。これ経験で教えてあげようか。もう死ぬなと思っても、死なない。死ぬほどつらいと思っても死なないんだよ。そう死なないんだって」
「だからいろいろやってみてこのゾーンダメ、このゾーンダメって、そういうふうにして自分のことを好きになってくれるゾーンを見つけてかなきゃダメなんだよ」
「だからまずは手っ取り早くいろんな人にアタックしてみたりいろんな人と恋してみることはすごくいいことだと思う。君らはまだいろいろ許されるでしょ。この年になってやってるとすーごく失うものでかいから」
生徒「いやわかんないって」
「あーわかんないか。50近くなってねぇ嫁さんいていろんなとこで恋してたらね、すぐ社会的にね、制裁受けるからね」
「あとは何かないですか? 何もない?」
植村さん(アルバイト)「えー将来の夢はなんですか? え?」
生徒「それさっき言ったじゃん」「言ったじゃん」
「人の話聞いてろよ~!」
「言ったよ。もっともっと表現者としてのレベルを上げていきたいし、やっぱり、うーん、今日は久々に授業で負けた気分だから、こう、こういう、場でも勝てるようにまだまだレベルアップしなきゃいけないなっていうのは、思ったね」
植村さん(アルバイト)「あっ、はい」
授業終了
(生徒たちの感想)
生徒たちから先生へ手紙が
O.A.の翌日
ディレクター)実はあの後に、あそこで受けた生徒さんたちが、先生に書いた手紙なんで
受け取り方は様々
「伝えられなかったなぁ彼には」
「自分が人に見てもらってない経験をずっとしてる子って、自分が人に見てもらえていないってことにすごく敏感なんですよ」
予備校の生徒と不良ヤンキーとの違い
「なんで東進で、特に東大目指すような子たちだと、ま、100点とは言わないですけど高得点が出るかっていうと、彼らは周囲の大人たちに大事にされて、ずーっと拾ってもらってきている子たちだから、そういう子たちがあとちょっとほしいっていう部分に、放り込めばいいから」
「だから僕の授業っていうのは、今まで彼らを見守ってきた大人と僕との合作なんですよ」
「申し訳ないなと思うけど、でも、あれしかできなかったなぁ」
「この子には通じたんだけどたぶんね」
齋藤さん(施工業) #9日OA分での字幕は「斉藤」でした
「だってこれ字に力があるもんね」
「難しいね人に教えるのはね、集団に教えるのは」
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