この中に、DHC吉田会長のお知り合いはいらっしゃいませんか?―小保方晴子さんの会見に思う(3)

こんにちは。

金の話です。全部人のカネです。

要約:Executive Summary

調査委員会の最終報告でSTAP細胞論文の不正を認定した理化学研究所に対して、筆頭著者である小保方晴子さんが4名の弁護士を代理人にして不服申し立て中です。両者の対立が長期化すれば、早晩それに伴うコストが公益を上回ります。その事態を当方は憂慮するものであります。

そこで、科学研究に無関係である部分については早期の解決を図るべく、小保方さんの処遇に関してひとつの「調停案」を示します。それは、

DHCが、小保方さんのために研究員のポストを用意する。

というものです。

実現へのキーパーソンは、同社の吉田嘉明会長です。

この中にお知り合いの方がいたら、ぜひ連絡をつけて提案していただきたいです。

必要なら、お声がけいただければご説明にもうかがいます(有料)。

はじめに:ネット民はみんな興味なし?ニュース

世間(というか僕)がSTAP細胞論文不正で盛り上がっているあいだに、ひっそり浮上しこっそり収束に向かった騒ぎがありました。

みんなの党代表の渡辺喜美さんが、DHCの吉田嘉明会長から合計8億円あまりを借り入れていたという事案です。3月26日の週刊新潮の記事により問題化したそうです。

渡辺さんは、全額返済したうえで4月7日に党代表を辞任しました。吉田さんもそれを受けたコメントを発表して、両者手打ちのような格好になっています。

そんなだいたいの経緯ですが、僕のタイムラインでほとんど話題に上がってこないニュースです。みんなになんかみんな興味ないという話のようです。

関連リンク

関連するリンクいくつかです。

◆法令に照らして、立件は容易でないと解説していた郷原信郎さんのブログ:

論理を追うのがしんどくなって途中で理解をあきらめました。老いが進むごとにどんどんこらえ性がなくなってきていることを自覚します。

◆渡辺喜美さんによる釈明記事:

◆YouTubeから、党代表辞任会見のニュース映像と、ノーカット映像の最後:

◆代表辞任を受けての吉田会長のコメント:

DHC吉田会長のコメントからわかること

吉田会長のコメントに、発端となった手記発表の理由が書かれていました。

三つある予算委のポストを、みんなの党が、頑として一つも手放さないということから、結いの党の議員がテレビでの発言権を一切封じられ、困り果てているということを知り、義侠(ぎきょう)心から手記を発表したものです。

くだらねぇー。

果てしなくくだらねぇーですが、そんなくだらないところが重要な世界なのでしょう。

ポイントは、全額返済したこと

会見は、爽やかな思いで拝聴しました。借りたお金をきれいに返済したうえで党首を辞任したという行為は立派といえます。

渡辺さん、お金返したみたいですね。ということは吉田さんのところにその8億円はあるという話になります。

ちなみに吉田さんはこうも言っています。

元々お金を返してもらいたくて手記を書いたわけでも何でもないのに、こういう形になってしまい、

特に急いで返してもらうほどのお金でもなかった様子です。いっぺんでも、8億円相手にこんなこと言ってみたいものです。

そのお金ください。8万円でいいです。領収書も書きます。

8億円の(一部)使い道の提案

この8億円、ただ死蔵させておくのはもったいないです。そこで提案です。

冒頭に書いたとおり、小保方晴子さんに使ったらどうか、ということです。

すなわち、DHCが研究員ポストを用意して小保方さんを招聘するための資金にするのです。もちろん報酬も弾まないといけません。

小保方さんには、そこで夢の若返りでも目指して大いに研究および商品開発に励んでもらえれば、四方丸くおさまるのではと思うのです。

各ステークホルダーのメリット

それぞれ、このようなメリットがあります。

小保方さん

現状よりも高い報酬で社会貢献ができます。

理化学研究所

訴訟事務や他の心ある研究員の士気の低下など、紛争長期化に伴うコスト負担を免れます。なおかかる紛争の遠因となった構造的・組織的な問題については、別途対処が必要です。

DHC

「世紀の大発見から一転、{さまざまな理由で}バッシングを浴びて引きずり下ろされた悲劇の女性研究者」を招聘することで、支持者による売上増加を見込めます。

ただし一部見る目のある女性からは批判を受け、顧客離れも実際起こるでしょうが、その数はきわめて限定的だろうと想定します。

また、男性向け化粧品もラインナップを揃える同社に、隙はありません。

以上をトータルすれば、収支はプラスになるものと予想します。

吉田会長

脱官僚・中央集権打破のために貢献できます(適当)。

代理人へは別途ケアが必要かも

ただし利害関係者のなかで唯一目立ったメリットを享受できないのが、小保方さんの代理人を務める4人の弁護士さんたちです。9日の会見に出席して目立てたのは、うち2人だけでした。ごねるようなら、着手金以上にいくらか積んで、黙らせればいいと思います。

それでトータルではうまくいく目論見です。

契約金額の具体例

DHCから小保方さんへ提示する金銭面での条件例です。正直、かなり粗い試算です。実行計画に落とし込む際、その他契約条件も含め実務に長けている方に詰めてもらえればと思います。

たとえばですが、5年契約で

  • 契約金 5000万円
  • 年俸 2000万円+出来高 (出来高部分は、会社単位または担当部門単位での業績アップ分に比例)

とかいった条件でオファーを出してはどうでしょうか。

契約内容にもよりますが、ざっとの試算で、小保方さん招聘にかかる総コストは5年間で2億~2.5億円程度です。多めでも3億円あれば間に合うように思います。

金額の見積もりが妥当かは保証の限りでないですが、ポイントは、小保方さんにとって不服申し立てで理研と争議を続けるよりも、損得勘定でプラスになるような報酬と処遇を用意することです。

会計上の流れ

渡辺さんから返ってきた8億円は、たぶん吉田さんの個人資金なのでしょう。なのでそのお金のうち、招聘に必要な資金を会社に貸し付ける形となります。

会社のバランスシート的には、吉田会長個人からの借入金ということになります。

あとは、そのお金を元手とした投資の回収が見込めるか、そこをDHCが経営的にどう判断するかです。

まとめ

問題解決の練習のため、よりよい社会のため、提案してみました。

全部人のカネじゃ~ 笑えよ~ (横山たかしさん風)

2014-04-13_02-021

※画像は、横山たかし・ひろし|松竹芸能 より

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