こんにちは。ヘイトスピーチのブルーオーシャンを目指すシリーズです。
またのタイトルを、
- べしとすべきところべきとなりすぎとしらしむべし
いくらかわかりやすい表記に書き直すならば
- 「べし」とすべきところ「べき」となりすぎと知らしむべし
という話です。
要旨
1.
「べき」は連体形なり。文末では終止形の「べし」とすべし。
2.
助動詞「べし」を使うとき、「べき」で文を終わらせる人がいます。
「責任を果たすべき」「法整備すべき」みたいな使い方です。
イラッときます。
文語調の「べし」を口語文の中で使いきれておらず、中途半端だからです。
3.
そんな「べき」終止の用例をしばしば目にするのが、NHKの「NEWS WEB」で流れる視聴者のツイートです。
本稿では、以降「べき」ツイートと呼びます。
「べき」ツイートが目に入るたびにイラつきます。
イラッとくるのは、内容がクソ陳腐であること以上に、使えていないくせにわざわざそんな助動詞を使っていることにです。
4.
また、NEWS WEBを特定してではないでしょうけれども、前にブラックマヨネーズの吉田敬さんがこんなツイートをされていました。
たまにテレビでTwitterの意見とか流れるけど虫ずが走る。ネットに媚びたふりだけするのは止めて欲しい。都合の良い事しか流れないのは、皆様わかっておられるのに…。『自分のツイート紹介して欲しいなぁ』思ったら俺なら自分の考えやなくても、テレビに流れそうなツイートを送りますよ。
— ブラマヨ吉田 (@bmyoshida) 2014, 2月 25
なかなかのこじらせツイートですが、共感できます。
「べき」ツイートの腐れぶり
「べき」ツイートには、そんなクソ素人の腐った性根も透けて見えます。嫌いです。
当該のトピックスのことなど大して真剣に考えてもいないくせに、「ツイートから視聴者の声を紹介」みたいな企画意図にすり寄った、それっぽいコメントをつぶやく。
そんな企画意図に媚びる義理などあるまいに。
しかもその文法が間違っていると。
かかる腐れ「べきツイート」を寄せる輩どもこそ、みなこぞりて死ぬべけれ。
まとめ
「べき」ツイートの内容がクソなのは、この際目をつぶります。せめて、形式は整えてほしい。
すなわち、すべからく文法に則り「べし」と終止すべし。
または、語尾を略さずに「べきだ」「べきです」「べきではないか?」のように続けるべきです。
あとがき
ヘイトスピーチのブルーオーシャンを目指しましたが、違う理由で虫酸を走らせている方もいたようですので、まったくのブルーでもなく、パープルオーシャンぐらいでした。
あな、かかる吾が声、べきツイート人間どもが耳だに届くべからむや。
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