こんにちは。こんなトリプルアクセルが完成しました。
プロローグ:左巻きのマオ
浅田真央選手は「左巻き」です。
「Mao」とか「マオちゃん」と呼ばれているからではありません。まして、現在の所属がチュウキョウ大学だからでもありません。
ジャンプもスピンも、左回りだからです。
ここでは面白おかしく、浅田選手は「サヨク」と言っておきます。
中共のマオちゃん ※zh.wikipedia.org より
1回転目:サヨクの世界
サヨクばかりの日本フィギュア界
日本のフィギュアスケート界は、サヨクが席巻しています。
2014年ソチ冬季オリンピックの女子日本代表だった、浅田真央、鈴木明子、村上佳菜子の3選手は全員、ジャンプ・スピンともに左回りです。左巻きのサヨクです。
なお本稿では、裏取りの作業量を半減させるために女子に絞って論じます。
ソチの女子メダリストは、左2右1
ソチ大会のメダリスト3人ならどうかを確認してみると、2対1でサヨク優勢でした。
メダリストを「Ladies Free Skating(sochi2014.com)」で確認し、動画を探して回転方向を調べてみると、このような結果でした。
- 金:アデリナ・ソトニコワ選手(ロシア)は、左・左
- 銀:キム・ヨナ選手(韓国)も、左・左
- 銅:カロリーナ・コストナー選手(イタリア)だけが、右・右です。
さすがファシスト党とムッソリーニを生んだ国です。
参考
紹介できる映像だけリンクしておきます。
- Sotnikova’s Gold Medal Winning Performance – Ladies Figure Skating | Sochi 2014 Winter Olympics(2014/03/03付)
- Yuna Kim Claims Silver With A Superb Performance | Sochi 2014 Winter Olympics(2014/02/28付)
ウヨクもいる国
あとの状況はどうだろうか。そう思って検索してみると、「知恵遅れ」としばしば(僕に)バカにされているYahoo!知恵袋に、有益な書き込みがありました。
- グランプリファイナルのワグナー選手を見てちょっと違和感を感じました。(2013/12/06付)
その理由は回転の方向です。
他の選手はジャンプやスピンが左回転なのに、ワグナー選手は右回転でした。
右回転って少ないんでしょうか?
映像で確認してみるとたしかに、ワグナー選手はジャンプ・スピンとも、右・右でした。
彼女はアメリカの選手です。さすがネオコンの国、スケート界にもリンウヨ(リンク右翼)です。
フィギュア界は世界的にもサヨク主流
なお回答状況からすると、フィギュアスケートでは左回転が多数派みたいです。ここまでの感触とも合っています。そうなっているのは、練習環境だとかのいろんな要因があるようです。
深刻なサヨク脳
質問者の方の言葉遣いに、ちょっと気になる点があります。この方は、※強調は引用者
自分が回転する場合は、やっぱり左回転でした。
と、自らのサヨクを「やっぱり」左回転と述べていました。それをノーマルとする世界観です。
フィギュア界でのサヨク偏向、サヨクの跳梁ぶりがうかがえます。
それは「右傾化」か?「サヨク偏向の是正」か?
回答のなかにも、いくつか有益な情報がありました。そこから拾っていきます。
宮原選手も最初は右回転ジャンプだったのを矯正して左回転にしたそうです。
フィギュア界では、サヨクへと偏向させる左傾化教育が行われていました。やっぱりです。
なじみのない名前なので調べてみたら、日本スケート連盟のフィギュア特別強化選手の1人である宮原知子(さとこ)選手のことのようです。今年(2014年)3月の誕生日が来て16歳と、最年少です。(参考:強化選手プロフィール 宮原知子)
宮原選手に右傾化の兆し
引用つづき。
スピンは右回りも左回りも出来るので加点されると解説されてました。
映像を確認してみると、ジャンプは左回りでしたが、左回転と右回転の両方のスピンをプログラムの中に取り入れています。
これは右傾化の兆しでしょうか。
「右傾化ではなく正常化」との声も
ウヨクの側に立って宮原選手の「右も左も」のリバーシブルスピンを述べれば、こういう主張になりそうです。
- 否。ひとつ正常に近づいただけ。まだ全然足りない。
これまでサヨクが幅を利かせすぎていた。そんな言い分です。
なんだか、津川雅彦さんみたいなもの言いになってきました。
2回転目:ウヨクの世界
一方で世の中にはちゃんと?、右回りが主流のウヨクの世界もあります。
(1)バレエ
ひとつが、バレエ界です。
同じく、先述のYahoo!知恵袋での質問への回答から引用します。※下線は引用者
私が選手時代、始めは逆回転をしていました
なぜかと言うと、フィギュアスケートの前にバレエを習っていて
バレエは基本右周りなんです
なので右に回る癖が付いていて、左に回るのが出来なかったんです
動画で確認
バレエの動画をYouTubeでいくつか見てみました。
例外もありましたが、基本は右回りです。
1)「バレエの回転」と聞いて僕が思い当たるシーンはこの一択、というか他知らない。右回りです。
2)こちらのレッスン動画では、右回りのターンを教えています。
- How to Do Pique Turns | Ballet Dance(2011/09/27付)
- How to Do Chaines Turns | Ballet Dance(2011/10/28付)
バレエの世界は、ウヨクです。
フィギュア界の強力な「左傾化教育」がうかがえる
これも言葉遣いの話です。
ところが、バレエとフィギュアスケートの両方の経験がありそうなこの回答者の方ですら、単なる右回りを「逆回転」と言っています。
フィギュア界の左傾化偏向教育、どんだけ~です。偏向の成果であり、かつ悪弊です。
(2)ボールルーム(社交)ダンス
右回りが主流のウヨクの世界、2つめは、ボールルームダンスの世界です。一般には「社交ダンス」の方が通りがいいかもしれません。
Wikipedia Turn (dance and gymnastics)にこんな記述がありました。※下線は引用者
In ballroom dancing, a natural turn is a dance step in which partners turn around each other clockwise. Its mirrored counterpart is the reverse turn, which is turning to the anti-clockwise.
要はこんな語法だということです。
- 右回り:ナチュラルターン
- 左回り:リバースターン
右回りが「ナチュラル」です。ウヨクの基準です。
(涙が)キラリティー発見
それにしても、こんなところに「キラリティー」があったとは。涙がキラリ☆(SPITZ, 1995)な発見です。
付記:キラリティーとは
「キラリティー」の意味・解説をいくつか引用しておきます。
1)Weblio辞書「キラリティー(対掌性)」より
【英】:chirality
右手と左手の関係[の]ように、ある構造とその鏡像の関係にある構造が回転操作によって互いに重ね合わせることができない構造として存在することを言う。
2)東京理科大学 > キラリティー研究センターより
ある物体を鏡に映したとき,左右の掌のように元のものと重ね合わせることができない場合,これらをキラル(不斉)であると言います。
3)有機化学美術館 > ☆Lefty in the Right~分子の世界の右と左より
炭素の4つの腕に、全て違うものがついた場合を考えます。と、下の図のように、2通りの構造ができてしまうことになります。両者はちょうど右手と左手のように、鏡に映すとぴったり重なる関係にあります。そこでこのような関係を「鏡像体」であるといい、またこのような炭素を含む分子を「不斉である」「キラルである」という言い方をします。
※出所:同
タンパク質は20種類のアミノ酸が結合してできたものであり、アミノ酸はグリシンを除いてすべてキラルです。(略)物理的手法では見分けがつけにくい鏡像体も、生体から見れば全く別物の化合物ということになります(例えば右手用に作られた鋏や缶切りは、左手ではうまく扱えないのと同じです)。具体的にいうと、味や匂いが違ったり、生理作用が変化したりします。
有名な抗生物質であるペニシリンは一方の鏡像体だけが強い抗菌活性を示し、もう一方は全くこういった作用がありません。ペニシリンは細菌の増殖に必要なタンパク質(もちろんキラル)にとりつき、その作用を止めてしまうことで細胞分裂を防ぎます。鏡像体のペニシリンではそのタンパク質との相性が悪く、とりつくことができないわけです。
3回転目:キラルの世界
「フィギュアスケート」と「バレエ」「ダンス」との、思いもよらないキラリティー
僕はこれまで、フィギュアスケート競技というのは、位置づけとしてバレエやボールルームダンスの延長線上にあるという認識でした。大ざっぱに述べると、氷上に場所を移し、両者の要素も取り入れつつの競技かなという感覚です。
しかし、そうではありませんでした。「サヨク」と「ウヨク」という形態でキラリティーが認められます。
キラルの関係です。
まさか、こんな競技間の分子構造になっていたとは。タンパク質もびっくりです。
ウイダーin具合に、いや、うまい具合に浅田選手に戻ってきました。
+半回転:ニッポンの右傾化~真の原因は?
さて、昨今日本の右傾化が叫ばれています。本当でしょうか。本当だとして、その原因はどこにあるのでしょう。探っていきます。
右回りがなぜ「時計回り」か?
突然ですが、右回りのことをなぜ「時計回り(clockwise)」、左回りを「反時計回り(anti-clockwise)」というのでしょう。
日時計の動きに由来
それは太古の時計、すなわち日時計の動きに由来するようです。だいたいこんな説明がされています。
A.日時計の影の動きを模しています。
北半球にある地域では、地面に棒を立てて影の動きを追ってゆくと、その影は、右回り、つまり時計回りに動いていきます。
この日時計をもとに、アナログ時計の文字盤の文字配列が作られていったため、その後の時計は、右回りが受け継がれていったと言われています。
出所:明石市立天文科学館 > よくあるご質問 > 時の質問
しかし、南半球にある地域では、同じ日時計を使って影の動きを観測すると、北半球とは反対の左回りとなるのでは?という疑問をお持ちになる方もいるでしょう。
これについては、時計が発明された当時、地球上にあった文明の多くが北半球に集中していたため、右回りが採用されるようになったと考えられています。
補足すると、北半球にいる場合、東から出てきた太陽に向かって観察し続けると、太陽は観察者から見て左から右に動いていきます。
整理すると
「時計回り」が右回りである理由は、日時計の影が右回りだったからです。
なぜ影が右回りになるかというと、太陽が右に動くからでした。
そして太陽が右に動く理由は、
- 日時計を使っていた人たちが、地球の北極側半分、つまり北半球にいたから
です。
まとめ
右傾化しているのはニッポンではありませんでした。この2つです。
- 人類の地球上での所在
- (ついでに)地軸
右傾化の度合いを100分率で言えば、およそ26パーセント(23.4/90)です。
ご静聴ありがとうございました。
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