こんにちは。
些細ですが、大事なことなので書きます。
この記事で言いたいこと
みなさん
「お・も・て・な・し」をまねするなら、正しく真似てください。
意外と間違っている人が多く、全然「おもてなし」になっていません。
背景
滝川クリステルさんがIOC総会のプレゼンテーションで見せた「お・も・て・な・し」が流行しています。
東京へのオリンピック招致決定後、このフレーズをまねする人をテレビで何度も目にしました。テレビ以外も含めると、僕のあずかり知らぬところでも、数限りなくマネされているものと思われます。
しかし、いろんな人がまねする様を見て、重大な問題があることに気がつきました。
問題のあるパターン
セリフだけならいいのです。何も問題ありません。
問題なのは、動きも一緒にマネしているパターンです。
この動きを間違っている人が、少なからずいるのです。
意外とよくある間違い
その間違いとは、
× 手を「左から右」に動かす
です。こう間違っている人が実に多い。
これが正解
正しくは、逆です。
動かす方向は「右から左」です。
大事なことなのでもう1回言います。
「右から左」です。み・ぎ・か・ら・ひ・だ・り!
いや、こう書くべきですね。
!り・だ・ひ・ら・か・ぎ・み
証拠画像
証拠として「原典」を示します。最初の「お」の部分です。
※画像は、滝川クリステルさんのプレゼンテーション IOC総会(13/09/08)(ANNnewsCH|YouTube)より
ここがスタート地点です。しっかり覚えてください。
さらに、滝川さんのように「左手で」やれば申し分ありません。
細かいけれど、これ大事
細かいことです。しかし大事です。看過できません。
まさにそのプレゼンテーションの中で、滝川さんがこう言っていたではありませんか。
L’omotenashi, c’est un sens profond de l’hospitalité, généreux et désintéressé…
Cet « Omotenashi » explique pourquoi les Japonais prennent autant soin les uns des autres, de la même façon qu’ils prennent soin de leurs invités.
対応する日本語訳です。(下線は引用者)
「おもてなし」、それは、訪れる人を心から慈しみお迎えする、という深い意味があります。
その「おもてなし」の心があるからこそ、日本人がこれほどまでに互いを思いやり、客人に心配りをするのです。
文言はいずれも、前掲の動画リンク先から採りました。
「おもてなし」の心ゼロ
ですから「お・も・て・な・し」をアクション付きでまねるとき、「左から右」に間違えるのは、致命的なのです。もうぶちこわしです。
なぜなら、「左から右」にやると、それを見る相手にとっては「右から左」となり、並びが逆になるからです。
まさに「客人に心配り」ゼロです。
まったくもって自己中心的、相手を「心から慈しみお迎え」していない態度なのであります。
言葉とは裏腹に、全然おもてなしになっていません。
ものまねの最重要ポイント
ですから「お・も・て・な・し」をまねるとき、手は「右から左」に、すなわち、相手から見て「左から右」になるように、動かさなければいけないのです。
ちょうど、まねる側からは、こちらをなぞるイメージです。
※正しい「お・も・て・な・し」(イメージ)
これが「おもてなし」の心を備えた、正しい「お・も・て・な・し」です。
こちらからは、い・じょ・う・で・す。以上です。
(合掌)
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