『新しい日本語地図』

『新しい日本語地図』

「正気の貞」とか「狂気の定」とかな人たち【Tweetまとめ】

こんにちは。 Twitterには、「正気の沙汰」または「狂気の沙汰」を、どういうわけか 正気/狂気の さだ 貞 定 と書く人がいます。 S.H.フィギュアーツ 山村貞子 用例を集めてみました。 SADAの基礎知識 まず簡単に、この記事を楽し...
『新しい日本語地図』

「上記の沙汰ではない」「上記の沙汰とは思えない」人たち【Tweetまとめ】

こんにちは。 Twitter世間には、「上記の沙汰ではない」という、クリエイティブすぎて読解に困る日本語を使う人がいます。 類似の表現を含めて、用例を集めてみました。 ※写真と本文は関係ありません 「上記の沙汰ではない/じゃない/とは思えな...
『新しい日本語地図』

「狂気の沙汰ではない」「狂気の沙汰とは思えない」人たち【Tweetまとめ】

こんにちは。 Twitter世間には、「狂気の沙汰ではない」という、ひねった結果元に戻っているメビウスの輪のような日本語を使う人がいます。 類似の表現を含めて、用例を集めてみました。 「狂気の沙汰ではない/じゃない/とは思えない」1週間 直...
スポンサーリンク
『新しい日本語地図』

平成の日本語「伸びしろ」20年史(1)「本田圭佑」篇

サッカー日本代表、本田圭佑です(ウソ)。ammypark.co.jpより昭和以前の新聞には一度も出てこない。これ何かわかります?「伸びしろ」 ですね~この記事で言いたいこと 「伸びしろ」が一般的な日本語になったのは、ここ20年のことです。 ...
『新しい日本語地図』

強い言葉で主張は強くならない話―「事実無根」と否定考

こんにちは。引きつづき「事実無根」を考えます。 要約:「事実無根」と「否定」考 3つあります。 1.「事実無根」の悲哀 「事実無根」は、悲しい言葉です。 表面的な勇ましさとは裏腹に、言葉にまったく力がありません。逆効果ではないかとすら思えま...
『新しい日本語地図』

「多めに見る」人たち【Tweetまとめ】

こんにちは。 ツイッター世間は広いもので、私のしないやり方で多めに見ている人が実在します。 それがわかる用例を集めてみました。 「多めに見る」ツイート集(2015年7月版) ざっと過去10日分(7月8日~17日)のピックアップです。 @ya...
『新しい日本語地図』

『紋切型社会』の「性感語」をむやみに解きほぐしてみた件:(1)関係性

こんにちは。 「言葉で固まる現代を解きほぐす」(副題)という話題の書にむやみに引っかかってみる、何と戦っているんだシリーズを始めます。 そんな書籍の文中に使われているのにもかかわらず、解きほぐされているようには見えない言葉に引っかかってみま...
『新しい日本語地図』

なにかと「犬猿する」「犬猿しがち」な人たち【Tweetまとめ】

こんにちは。 「その発想はなかった」クリエイティブな日本語の入ったツイートを集めて鑑賞するシリーズ、今回のテーマは「犬猿する」です。 「犬猿する」「犬猿しがち」な人たち(2015年6月分) 収集する用例には事欠かないので、今月(2015年6...
『新しい日本語地図』

「マイナンバー」の全体主義【日本語的に】

こんにちは。みなが素通りしてしまいがちなもの言いにいちいち引っかかっていくのが、マイブームです。 というわけで、この記事で述べるのは政策の話ではなく、日本語の話です。 from commons.wikimedia.org ※写真と本文は関係...
『新しい日本語地図』

まるでほっこりしない「ほっこり」の話

こんにちは。「ほっこり」を題材にしながら、全編ほっこり感一切なしという記事です。この記事で言いたいことほっこりが嫌いで、「ほっこりとは、本来○×地方の方言で△□という意味であって……」とかdisって溜飲を下げている人に残念なお知らせです。今...
『新しい日本語地図』

「趣を置く」人たち【Tweetまとめ+】

こんにちは。 おもむき「趣」って、置けるんですね。知りませんでした。 ※写真と本文は関係ありません 「趣を置く」コレクション 2015 Q2 趣を置くツイートを集めてみました。(2015年4月~6月) @highgirls_saeki そう...
『新しい日本語地図』

「フォロー外から失礼します」という危険思想について

こんにちは。 「最近の若い者は礼儀を知らない」というのは老人の常套句ですが、その路線で進めます。 ここでは、通常使われるのとは逆で、要らないところに礼儀を作っているという意味です。 要約:Executive Summary 「フォロー外から...
『新しい日本語地図』

報告:世間の「入籍」のうち「本物」は最大で約2割でした。

こんにちは。 いまどきの「入籍」について調査しましたので報告します。 結論 推計した結果、世にいう「入籍」のうち、それが本当に「入籍」である割合は、多めに見積もっても20%程度と判明しました。 反対から言うと、一般人の言っている「入籍」のう...
『新しい日本語地図』

罪を「償わさせる」ってなんだよ―「さ」付き表現の憂国論

こんにちは。 安倍首相の声明に、21世紀型格差社会の到来を予感した話です。 この記事で言いたいこと 罪を「償わさせる」じゃありません。「償わせる」です。 五段活用動詞につながる助動詞は、「させる」ではなく「せる」です。 助動詞の動詞化が起こ...
『新しい日本語地図』

「妙齢」の高齢化問題について【消極的な支持派から】

こんにちは。 近ごろでは「妙齢」とだけ見聞きしても、それが何歳ぐらいを意味しているのか、まったくわからなくなりました。 そんな、ちょいと気になるいまどきの妙齢を取り上げます。 この記事で言いたいこと 妙齢が高齢化しています。30代・40代に...
『新しい日本語地図』

語尾の「だけど」って超日本語っぽいんだけど。

こんにちは。タイトルどおりの用件なんだけど。この記事で言いたいこと2つあるんですけど。1.日本語運用ルールの基本日本語を運用する際の基本中の基本と言えるルールとは、 はっきり言わない 全部言わないであるように思います。ほぼ同じ意味ですが。2...
『新しい日本語地図』

「冠水」と「浸水」の違いにファイナルアンサー

こんにちは。辞書や既存の検索結果を見てもよくわからない人のために、「冠水」と「浸水」の違いについて整理しました。結論:Executive Summary「冠水」と「浸水」。どちらも、ある場所や物体が水につかっている状態をいいます。ですが両者...
『新しい日本語地図』

「丼」の漢字が意味したもの―どんぶりぶり問題(3杯目:歴史篇)

こんにちは。「丼」一字でいいのに「丼ぶり」と書いてしまう「どんぶりぶり問題」を考えるシリーズ3回目です。3杯目にはそっと出す、シリーズいちおうの完結編でございます。これまでのあらすじシリーズ1回目の 「丼」でいいのに「丼ぶり」と書く「どんぶ...
『新しい日本語地図』

「丼ぶり」の「書き出しっぺ」は誰だ?見込み捜査録―どんぶりぶり問題(2杯目)

こんにちは。 「丼」でいいのに「丼ぶり」と書いてしまう「どんぶりぶり問題」を考えています。その「2杯目」です。 前回のあらすじ 前の記事 「丼」でいいのに「丼ぶり」と書く「どんぶりぶり問題」(1)(2014/09/14) で、「丼ぶり」のア...
『新しい日本語地図』

「丼」でいいのに「丼ぶり」と書く「どんぶりぶり問題」(1)

こんにちは。ちょいと気になる今どきの日本語を取りあげます。この記事で言いたいこと「丼ぶり」という書き方が気になります。世の学力の低い人々は、「どんぶり」を「丼」1字で表せることを知らないのでしょうか?解説「どんぶり」を漢字で書き表したいなら...
スポンサーリンク